ファイリング･ユア･マインド[eml] ページ4
｢おや、A教授お疲れ様です。｣
｢エーミール教授も講義でらして？やはり教授の講義は人気ですわね。｣
｢いえいえ、そんなことはありませんよ。｣
大学の講義棟の廊下。図書室での参考文献あさりを終えた私が会ったのは、この大学で1番大きい講義室から出ていくエーミール教授。社会学担当に加え、学生からの人気は凄い。
私は心理学担当。とはいっても幅広い分野を取り扱っている。心理学の虜、その一言が私にはお似合いだ。
｢ところでA教授は最近どうで？｣
｢私ですか？日々箱庭を眺めるだけですよ、後は事件のファイリングをお手伝いしたり…｣
｢犯罪心理学も領域内でしたね、そう言えば。｣
｢よく捜査協力がきますから…ま、生徒には不人気ですがね、｣
｢ーーーそうでもないですよ、｣
｢へ？｣
突然エーミール教授が後ろを睨みつけるように顔を向けた。はて、誰かいたのだろうか、誰もいないではないか。首を傾げる。
｢…エーミール教授？何を｣
｢…あぁ、教授、お茶でもどうです？この前お菓子を貰ったのですよ。｣
｢あら、それは嬉しい、ぜひご一緒させて頂きますわ。｣
まぁいいか、なんて呟いて。私は彼の研究室へと導かれるままに入っていった。
ーーーもちろん心理学者なるもの、彼が自室に招く時の心理状態なんて恥ずかしながら読み取れてます。
▽▲▽▲
｢…先程からA教授を付け回しているのはわかってますよ。｣
彼がそう呟くや否や、荒々しく入ってきたひとりの男子生徒。その顔は興奮気味であり、しかし今の私と彼女の状況を見ると、みるみると憤怒の顔付きに変わっていった。
｢私も彼女も気付いてないとお思いで？随分長い間苦しめ…夜も眠れないほど彼女を不安に陥れるなんて尊敬の域を超えていますよ。｣
｢煩い、うるさいうるさい！！なんでお前がっ…！！｣
｢彼女に盗聴機、GPSまで付けて…そんなので彼女を貰った気で居ても困ります。彼女がやっと泣いて縋り付いてくれたのですよ…"誰かにつけられている"ってね。｣
膝の上で眠る彼女の頬を優しく撫でる。私に全てを話してくれた所で安心して眠ってしまった。あぁ、まさか思いもしなかっただろう。自分の研究室の優秀な学生が、Aさんをストーカーしている張本人だなんて。
｢なんで、なんでですか！？Aさんは僕に会いたくて会いたくて仕方がないーー｣
｢教授になんて口の聞き方ですか…そうですね…｣
｢貴方のお陰で、この関係が出来たことについては感謝しますけど、ね。｣
彼女の頬に、一つキスを落とした。
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M - こんにちは！リクエストよろしいですか？ろーるロールキャベツ系男子のひとらんらんの話をお願いします！ (2018年2月25日 8時) (
レス) id: fc1a0c98bb (このIDを非表示/違反報告)
ペポパノムスビ - ぺ神二人で真剣にゲームをやるだけのほのぼの系が欲しいです…！書けたらで良いのでよろしくお願いします！ (2018年2月11日 15時) (レス) id: 14d9026855 (このIDを非表示/違反報告)
ラックル速用錠(プロフ) - いつも楽しく拝読させていただいております。ぞさんがただただ褒めてくれて寝かしつけてくれるのが読みたいです…。お時間に余裕がありましたら、よろしくお願いいたします！リクエストに不備がございましたら遠慮なく…！ (2018年2月4日 0時) (レス) id: 015decf460 (このIDを非表示/違反報告)
鮎(プロフ) - コメント失礼します！リクエストですが、11/11のポッキープリッツの日はいかがでしょう？と言っても日にちは少し過ぎてしまいましたがw いつも楽しく読ませていただいております！これからも頑張って下さい！ (2017年11月12日 8時) (レス) id: 616a8468f6 (このIDを非表示/違反報告)
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