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ページ34

「!!!」


だからあと1日早かったら死んでたかもしれない。これは本当に偶然だった。と付け足して。



「…駐車場ですから、床の素材には凝ってます。」

「は?」

「ご覧にならなかったのですか?あの駐車場の床は光の反射を良くするための素材なのですよ。
私が車に向かう時に、何かおかしいと思ったんです。隠れてた富士山を見つけて、そのまま歩いていくと…赤いランプかチカチカとしてました。床の反射によって、私は爆弾を目視したのですよ。」



はぁ、甘いもの甘いもの。そう言って次はチョコレートを口に放り込んだ。それでもまだ紙袋の中身が減る様子はない。



「これが全て、1回目と同じなんです。まさかここまでマニュアル通りに行くとは…っくく、なんて顔をされてるんですか。」

「…じ、じゃあ何で爆発しなかった!?どうやって取ったんだよ!!」

「あぁ、港にあった漁船を引き上げる用のクレーンがありましたので、なんとかジャンプ台を見つけて飛んで…フックに引っ掛けて取れた瞬間爆発しましたよ。」

「そんな器用な事…!!」

「できます、私、普通のドライバーより、技術はあります。」



乗ったことないから知らないんでしょうけど。イライラが募っていくはずなのに、察されていないはずなのに全てをわかりきってしまった瞳。甘いものを食べているせいか、先程までの鋭い瞳は少し柔らかくなっていた。



「…で、私が匿名で、警察に情報提供したのですよ。"車が爆発して、誰かが海に落としたのを見た"ってね。」

「…どうしてそん時に」

「貴方達の本業を潰すつもりなど毛頭ないですしね。ーーーまぁ、ひとつ何が言いたいかって。」



立ち上がって、女は手を前に伸ばすと、袖から出てきたのは黒い銃。その時、やっと彼女は笑った。



「これがないと安心できないんですよ…ニホンって、呑気な国ですし…まぁ、それはいいんですよ。」







「ーーー車に敬意を払えないのなら、私の愛車を簡単に潰せるなんて思わないでください。それでは。」

「待て。」



そう言って出ていく彼女を、キヨが止める。扉を開けるも、後ろを向かない。ただ止まって「何でしょう」そう呟いた。




「ーーーなんで警察に言わなかった。」

「…だから言ったじゃないですか。」




そう言って部屋を1歩出ると、にっこり笑ってこちらに振り向く。そして、目を開けるといつも見せない妖しく妖美な笑みを見せてこう吐いた。





















「…警察にばらしてまずい事、沢山あるでしょう?

貴方達にとっても、私にとっても…ね。」

S.7:裏返し"我愛你"→←*



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しらたま。(プロフ) - 彩@いおさん» うっわなんやと!?ありがとうございます(ボソッ) (2017年10月19日 23時) (レス) id: 626c66f5a9 (このIDを非表示/違反報告)
彩@いお(プロフ) - ページ23のルビ振り出来てないですよ……(ボソッ) (2017年10月19日 22時) (レス) id: cc5895a195 (このIDを非表示/違反報告)
チェリー☆拓郎(プロフ) - ヒラの我々だの覚え方がwwwチワワに不人気に豚ってwww (2017年10月16日 13時) (レス) id: ad3a02f993 (このIDを非表示/違反報告)
チェリー☆拓郎(プロフ) - この作品大好きです!!これからも更新頑張ってください!! (2017年10月15日 22時) (レス) id: ad3a02f993 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しらたま。 | 作者ホームページ:p://  
作成日時:2017年10月15日 0時

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