【実況者】TRANS-PORTER【wrwrd!】 (ページ14)

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｢…しゃ、社長。今誰と…？｣

｢ん？シノダだよ。なんかあった？｣

｢い、いえ！！そういう訳じゃ…｣

｢別にいいでしょ？シノダ。今日は空いてる？｣

ど、どうしよう。社長の腕力強過ぎ。えっ、何、なんでバレたんだ？こっそり帰ろうとしてたのに？？

しかもそれでまた軽蔑の視線が送られてきてしまうじゃないか。何なの？新入社員を一日で社畜化させるのがニホンなのか！？

｢…何故。その…誰だ…おふたり様が誘っていらっしゃるのならいいのでは？｣

｢えっ、皆自己紹介してないの？｣

｢…ヒラしか。あと、この部屋は女子禁制なのでは？｣

｢えっ、何の話？｣

｢えっ、女は邪魔だとーーー｣

｢社長すみません、Aにね、変にちょっかいかけた奴がいるんですよ～｣

｢ふーん…ま、取り敢えず空いてるんだよね？｣

｢…一応。｣

｢なら行こう！寿司、食べたくない？｣

｢ーーー！sushi…！！｣

｢ナイスリアクション、先に駐車場行ってて？というか、シノダの車でもいい？｣

｢お構いなく。ではまた後ほど。｣

バタン、とまた扉が閉まる。それと共にヒラの手が肩から外れた。なんだ、と思いながらヒラの顔を見上げる。すると軽くチョップが降ってきた。

｢いでっ｣

｢言い過ぎ。正直すぎでしょ。｣

｢…歓迎されてないのでいいのかと。｣

｢…まぁ事実そうっぽいけど…でもいいね、寿司。よかったじゃん。今日一日で日本食2つも食べられるし。｣

｢今日はいい日です。…朝の一悶着さえなければ。｣

やったぁ、今日のご飯はsushiだ！！私の憧れだったsushiを食べれる日が来るとは！！報酬が手に入り、ラーメンが食べられ、そして今日の夜はsushiを食べれるなんて！！こうとなったら飛んでいかなきゃ！！

｢…おい｣

｢ヒラ、皆様の名前を教えてください。これ以上疑われると厄介ですし。まぁ呼びませんけど。｣

｢話を聞け。｣

｢おっけ、右からガッチマン、キヨ、フジ、こーすけ、牛沢、レトルト、って言うの。こっちは広報部ね？｣

｢ほう。｣

｢それであのゲーム戦略部はーーー

･

･

右から…厨二病でしょ？豚、チワワ、不人気、戦闘バカ、タラシ、チビ、ビビり、トルコ野郎だよ☆｣

(注意:wrwrd!様を貶してる訳ではありません！！！すみませんけど！！！)

凍りつく社内。

ほぉ、なんて奇々怪々な名前なんだ。

｢…メモしました。ありがとうヒラ。では失礼します。｣

｢は～い、楽しんで～｣

｢このサイコパス野郎貴様ァァァァァァァァ！！！！！！！｣

…戦闘が起こりそうだが知らないふりしよう。