お前のこと、押し倒してやるから

８話　どうせ誰もいないんだし ページ9

おかしい。

これはどう考えてもおかしい。

あの時の事を思い出すとまたされたいと思ってしまう。

これは体を求めているのだろうか。

それとも…

先生｢中元。悪いけど岡本の家までコレ、届けてくれねぇか？｣

届けに行ったらきっとまた…

あ｢はい。分かりました。先生、さようなら。｣

どうしようどうしようどうしよう…

また、あんなこととかそんなこととか…

先生｢ん？どうした、中元。｣

あ｢いえ、大丈夫です。さ、さようなら。｣

先生｢おう。気をつけて帰れよ。｣

気をつけてって一番気をつけないと行けない場所に行くんだけど。

あ｢すいませーん！京介くんいますかー？｣

京介｢いるよ。別に叫ばなくていいから。どうせ誰もいないんだし。｣

誰もいないの…？だったら帰ったほうが良いような…

京介｢こっち来いよ。｣

京介は部屋の方を指す。こりゃ、いつものパターンだな…

あ｢あ、うん…。｣

私はまた部屋へ入ってしまった。

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