お前のこと、押し倒してやるから

２９話　とりあえず続けるぞ？ ページ30

京介｢誠っ！お前、なんで？｣

誠｢んー、なんていうか僕の可愛いAちゃんが汚されてるみたいだから。｣

どうしてこんなことになっているのやら…。

誠｢ちょっただけ我慢してて…？｣

小声で私に告げる。恋人のフリをしてろと。

京介｢とりあえず続けるぞ？｣

あ｢無理無理無理！誠さんだって見てるし…？｣

シャツを脱がし、下着を見ようとしてくる。

誠｢京介ー？僕のAちゃんって言ったよねー？｣

ただならぬ空気を感じる。誠さんってこんな人だっけ…？

ていうか恥ずかしい。見られてるよね？誠さんにも。

誠｢Aちゃん？服、着て？｣

あ｢…あ、はい。｣

誠｢大丈夫。見てないよ。｣

急いで服を着る。

このまま逃げてしまいたいが、もう少しここにいたほうがいいだろう。

京介｢で、お前は誰が好きなの？｣

あ｢…私は……。｣

誠｢答えなくていいよ？僕に決まってるから。｣

私は黙って頷いて誠さんと一緒に京介の家を出た。

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