お前のこと、押し倒してやるから

２７話　守りたかった ページ28

誠｢僕のことは気にしないで。｣

少し悲しそうに笑った。正直、京介が好きなのかも分からない。

でも、今は京介に会わないとといけないような気がした。

あ｢ありがとう。｣

誠さんに笑顔でお礼を言って走り出す。

走り続けたせいか体が悲鳴を上げる。

京介に会いたい。

本当の気持ちを伝えたい。

あ｢京介っ！｣

京介｢あ、お前か。来いよ。｣

部屋へ連れて行く。

京介｢早速するぞ？｣

あ｢へ？待ってよ。あのね、京介。｣

京介｢…なんだよ。｣

驚いたように京介は答えた。

あ｢もう、そういう事しないで。｣

言えた。でもこれだけ伝えたかったわけじゃない。

京介｢嫌、だったか？｣

あ｢本当に好きな人としたいの。だから…。｣

だから、もうしないで。

そう言おうとしたのだが、京介の目からは涙が溢れていた。

京介｢俺のことは嫌いってことかっ…｣

そういうことじゃない。好きだよ？でも…。

京介｢お前のこと…ずっと好きだったんだよ…？｣

嘘？だって、京介、私の事裏切ったじゃん。

京介｢４年前から…ずっとっ…｣

京介｢でも、芽衣が怖かったんだ…守りたかった…お前のこと…｣

見たことない京介の姿を見て私は戸惑った。

聞いたことない京介の本音を聞いて驚いた。

どうしたらいいかわからない私は京介を抱きしめた。

あ｢ありがとう。｣

京介｢同情…しないでくれよ…｣


京介｢お前は、誠が好きなんだろ…？｣


どうして京介が誠さんを知ってるの？

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