君以外いらない。【銀魂】 (ページ11)

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ヽヽページ11

その髪色と白い肌。

『神威…？』

私は神威の腕から抜けるように離れた。

「A久しぶり、やっと再会できて嬉しいけど、ここでこんなヤツらと居たのはちょっと悲しいなぁ〜」

『ねぇ神威＿』

「Aはいつ見ても可愛いね、全く変わってない嬉しいよ。」

『…なんでここに？』

「Aを連れ戻しに来た。」

『え？』

「俺と一緒に行こう？こんな弱いヤツらといるとAが危ない。俺が居ればどんな奴からも守ってあげるよ、それで夜は一緒に寝て、ご飯も食べて、お風呂も一緒に入ろう。ね？だから俺の手を取って？」

神威は私に手を差し出してきた。

「何言ってるアルかバカ兄貴！」

それを割り込んでくるように入ってくる神楽を神威は威嚇するように睨んだ

「こんな壁にでかい穴開けやがって…」

「Aさん、離れてください！」

新八に手を引かれ後ろにやられた

「ふーん…？」

神威は拳の骨を鳴らした。なにかスイッチが入ったような感じだった

私はやめてという視線をずっと送っていた。
すると神威は気づいたようで、はぁっと息を吐いた

三人は神威を警戒しながら構えている。

「分かったよ…Aに嫌われたくないし」

神威はそう呟いて、新八の後ろにいた私の手を掴んだ

「早っ…！」

新八は私を取り返そうと腕を伸ばしたが、届かなく私はそのまま神威の胸の中に飛び込んでしまった

ぎゅうっと苦しいほど抱きしめられる

『神威っ…』

「俺この後すぐ仕事あるんだよね、でもAの顔みたら元気出た。ありがとうまた来るね」

早口でそう言った神威は私の頬を吸い付くようにキスした

その瞬間この場の空気が固まった

「じゃあバイバーイ」

神威はあっという間に帰ってしまった。

『…』

「えっ…ちょっとおお！？何されてんのおお！？
銀さんに見せてみなさい上書きしてあげるから！」

「嫌だ臭いアルヨ！私がしてあげるネ！」

「二人ともどさくさに紛れてAさんにほっぺにチューしたいだけでしょ触んな！！！」

『…』

また来るって言ってたな…次は玄関から入ってきてくれるといいけど…