第十二話【ポイズンクッキング�供� ページ14
「あの…ビアンキさん？何をなさっているのですか？」
「ソーメンを作っているのよ。せっかくジャポンにいるんだから、リボーンにジャポンの夏を楽しんでもらいたいじゃない」
ザクッ、
ブシャッ、
ジュワァァァア
ルンルンとソーメン(紫色の毒物)を作っているビアンキさんはそう、おっしゃいましたが…。
(先生、母様が作ったソーメン食べていたような…)
知らぬが仏。黙っておきましょう。
案の定、ビアンキさんはガーン！と効果音が出るほどショックだったようですが、「おめーの気持ちで腹いっぱいだ」の一言で、たちまち笑顔に。
流石イタリア男。よく言葉が出ますわね。
＊＊＊
二階の兄様のツッコミをBHMにリビングで宿題をしていたら−
ピンポーン
ガチャ
「あ、隼人兄様。こんな暑い日にどうされましたか？」
「おはようございます、Aさん！これ、一緒に食べませんか？」
ぶらんと持ち上げられたのは、大きいまんまるのスイカ。
聞いてみれば、すごく甘いスイカだからみんなで食べようと持ってきてくださったようで。
「まあ、ありがとうございますわ！」
「獄寺くん！」
兄様もおりてきて、隼人兄様は直角90°のご挨拶。と、スイカの説明をしていたところで
「あの、すごく嬉しんだけど、今結構取り込んでて…」
「トラブルっスか？……なんならオレが片を付けますよ」
トラブル……ビアンキさんのことでしょうか？確かに今来られたら、毒ソーメンの餌食でしょうし……
「大丈夫ですわ。けど、申し訳ございませんが、また改めて……」
ドシャッ、
「あっ！！スイカが！」
「もったいない…！」
「アネキ……！」
え、アネキ？あねき……姉貴……！
「ビアンキさんは隼人兄様のお姉様だったのですか！？」
ぎゅるるるるる
「はがっ！し、失礼します！」
「えっ、ちょっと獄寺くん！？」
バタバタ、
ガチャン
「……………」
「あの子、いつもああなのよ。私を異性として意識し過ぎなの」
「本当にそうでしょうか…」
色々叫びたいことがありますが、まずしなければならないことはー
「玄関、スイカの飛び汁でベタベタですわ…」
「A、濡れ雑巾だ」
「これも、花嫁修業の一環として頑張りなさい」
「私はいつから花嫁修業を始めたのでしょうか？」
スイカ爆発、威力大
＊＊＊
(やっと、終わりましたわ…疲れた…)
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彩 - この話面白いですね個人的に骸との絡みが好きです (2016年4月18日 19時) (
レス) id: 6de7adccf7 (このIDを非表示/違反報告)
本の虫 - お返事遅くなりました。こんなに多くの方に見てもらえるとは、本当に嬉しいです！更新が滞納気味ですみません…これからもよろしくおねがいします！ (2016年3月31日 12時) (レス) id: ea2138361d (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - 面白いです!個人的に雲雀さんとの絡みが好きです！!更新頑張って下さい！!！ (2016年1月18日 17時) (レス) id: 3aa98e067b (このIDを非表示/違反報告)
トンぬら(プロフ) - とっても面白いです！続きが楽しみです・・・。更新楽しみにしております( *´艸｀)応援してます！！ (2015年10月12日 9時) (レス) id: 33eb7c7682 (このIDを非表示/違反報告)
静花 - この作品大好きなんです！だけど、１ヶ月以上更新されていませんね(´・ω・`)ｼｮﾎﾞｰﾝ悲しいです…。更新頑張って下さい！応援してますから！ (2015年8月19日 17時) (レス) id: 451838e6c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：本の虫 | 作成日時：2014年11月1日 17時
