愉快な仲間たち３ (ページ17)

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松村「黄色のペンキが無い」

小道具に色を塗っていた北斗がキョロキョロしながら言う

ちひろ「ほんとだー、ねぇ誰か黄色のペンキ知ってる人ー」

池野「あ、黄色のペンキは貰ってないから生徒会に貰いに行かなきゃダメで、」

美術部の池野さんが、ちひろの問いかけに答える

ちひろ「あ、そーなの？」

池野「私行ってきます」

ちひろ「いいよ！池野さんが行ったらちひろ達何していいかわかんなくなるし！はい、じゃーんけーんぽん！」

樹は今採寸してるから、4人でジャンケンする

森本「...負けた！！」

『私も〜』

松村「2人弱くない？」

確かに、前もジュースジャンケンの時俺ら2人が負けだった、悔しい！

ちひろ「いってら〜」

ちひろと北斗に見送られて教室を出る

『1人で良かったんじゃない？』

森本「確かに！」

まぁもう向かってるしいっか〜、ってA

森本「うわ、生徒会って事はふっか達いるんか」

『絡まれる前に逃げよ』

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

森本「失礼しまーす2年3組ですけど黄色のペンキくださーい」

阿部「はーい、黄色ね」

『あれ、生徒会長いないの？』

生徒会室には阿部ちゃん1人

阿部「うん、どっか行ったねあの人、はいこれ黄色のペンキ」

阿部ちゃんが黄色のペンキをくれた

『阿部ちゃん、私来年生徒会なりたくないんだけど』

阿部「諦めなよ、Aは絶対なると思う俺」

森本「俺もそう思う」

よく分かんねぇけど俺らのグループは人気らしい、でもその中でも1番人気なのはAだからな〜

『じゃあ生徒会なった瞬間阿部ちゃんの連絡先全部消すね』

阿部「"じゃあ"の意味が分からないんだけど(笑)」

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

「失礼します、1年1組です赤色のペンキを....って、やば、前川さん、も、森本さ、」

ペンキを借りに入ってきた1年生の男子が俺らを見て驚いている

阿部「ほら、早く帰りな、黄色のペンキ使うんでしょ？」

森本「ほーい、A帰るよ」

『ばいばい阿部ちゃん』

Aと、入ってきた1年生がすれ違った時の1年生の顔が凄いことになってる(笑)顔真っ赤じゃん、惚れてんだなきっと

Aは全く1年生に見向きもせずに廊下に出たけど