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「Aちゃんだ！朝から見れた頑張れる〜〜〜」
「まじで可愛いむり」
「1回で良いから喋りて〜〜」
朝登校していると周りの皆が前川Aさんの事で騒いでいる
他の人たちと同じ方向を見ると、1人で歩いている、やけにキラキラしている前川Aさん
「今日も可愛い...」
どうも、1年6組林下 優希です
特に目立つことも無く毎日平凡に過ごしている僕は
手の届かない恋をしています
....しかもライバルは多すぎる模様
彼女に恋に落ちたのは今年の四月
入学式が終わり、次の日の始業式
正門をくぐり靴箱へ向かっていると後ろが急に騒がしくなった
なんだなんだと後ろを見ると、この学校には不釣り合いな高級車が止まる
そして運転手が後部座席のドアを開けると降りてきた1人の女の子
彼女を見た瞬間、僕は恋に落ちた
こんなにも綺麗な人がいるんだって驚いた
前川Aさんの存在を知っている2.3年生も、初めて見た1年生もそれはそれは騒いでいた
そんな中、歓声を一切気にすること無く歩く前川Aさん
その姿に更に心臓が高まった
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作者名：ここあ | 作成日時：2021年5月18日 21時
