八十二 ページ32
善法寺「Aさんがまたケガをしたって!?」
食堂にて伊作の声に驚いた一同は一斉に箸を止め伊作を見る。
三反田「は、はい。⋯ご存知ではなかったんですね」
話に食いつく伊作にのけ反って答える数馬。
善法寺「今日は薬草を取りにずっと出てたから、知らなかった⋯」
気が滅入った伊作は箸を下ろした。
善法寺「それで?Aさんは今⋯」
三反田「もう自室に帰っておられるかと⋯」
善法寺「そっかぁ⋯」
腕を組んだ伊作を見て、数馬が心配するように声を掛ける。
三反田「⋯伺ってみます?」
善法寺「いや、それはやめておくよ。」
Aの体調を考えて、明日改めて様子を見に行くと言う伊作。
善法寺「⋯⋯ん?」
ふと数馬を見ると伊作の後ろを見て固まっている事に気づいた。
「⋯⋯善法寺伊作先輩」
途端に声を掛けられ、振り向くと
善法寺「あー、綾部か」
喜八郎がお盆を持って、伊作の真後ろに立っていた。
善法寺「どうしたんだい?」
黙って突っ立つ喜八郎に伊作が問い掛けると
綾部「⋯⋯わたぬきさんに、近寄らないで」
と答えた。
善法寺「へ…?」
放心状態になる伊作。
斉藤「あー!ごめんなさい!行くよ喜八郎!」
現れたタカ丸に背中を押されて奥のテーブルへ行く喜八郎。
三反田「え、な、何なんでしょうか…?」
善法寺「さ、さぁ⋯」
もぉ〜⋯とタカ丸に叱られる喜八郎を見て、困惑する伊作と数馬。
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踊り子(プロフ) - 莉央さん» コメントありがとうございます!初の作品にこのようなコメントを頂けてとても嬉しいです!これからも応援宜しくお願いします! (2017年6月14日 22時) (レス) id: 44de9b1867 (このIDを非表示/違反報告)
莉央(プロフ) - 初めまして!とても面白いし、キュンキュンします!そして、1人1人のキャラの性格がせいかくでとてもいいです!これからも楽しみにしています!! (2017年6月14日 8時) (レス) id: 0ced02d264 (このIDを非表示/違反報告)
踊り子(プロフ) - さかなさん» コメントありがとうございます!気に入ってもらえて感激しています!楽しんでいただけるよう努力いたします! (2017年5月31日 19時) (レス) id: 44de9b1867 (このIDを非表示/違反報告)
さかな - 初めまして、とっても面白いです!!更新まってます! (2017年5月31日 1時) (レス) id: ec534ce4f8 (このIDを非表示/違反報告)
踊り子(プロフ) - 白菜さん» コメントありがとうございます!ストーリーが好きと言われ、とても感激しております!これからの更新もこのように言っていただけるおかげで頑張っていけます!ありがとうございます! (2017年5月30日 3時) (レス) id: 44de9b1867 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:踊り子 x他1人 | 作成日時:2017年4月23日 19時