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2話 ページ3

今日は五年生の合同実習で、とある城に潜入することになった。


木下「ペアを決めるくじを引く!い組から順番に引いていくように!」


木下先生の言葉でみんなが一斉にくじを引いていく。


そして最後に、私は残り一本のくじを引いた。番号は「1」。


木下「川田は1か…誰か1を引いた者!!」


?「はい!!」


ある子が手を挙げた。振り返ると…久々知くん。


『あ……』


木下「じゃあ久々知は川田とだな!」


久々知「え''?」


『き、木下先生!私1人でやります!』


久々知くんの嫌だという感じの声を聞いて、私はとっさに木下先生に言った。


木下「はぁ?何を言っている川田!これは遊びじゃなくて実習訓練なんだぞ!」


怒られた。


『…すみません…でも、私は1人でも大丈夫です!私は、真剣ですよ?』


木下「う…わ、分かった、気を付けるように」


チラッと久々知くんを見ると、なぜか私を驚いたような目で見つめていた。


でも私と目が合った瞬間、そらされてしまう。


なんだったんだろう…?


そんなモヤモヤな気持ちを抱えたまま、訓練は開始された。

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作者名:パーマ | 作成日時:2023年3月13日 14時

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