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11話 ページ12

『久々知くん、おはよう!』


久々知くんと徐々に仲良くなってきて、友達みたいな関係になってきたある日。


久々知「ねぇ、Aってさ、僕の事ずっと苗字で呼んでるよね」


『え?、うん…?』


食堂の席に着いた途端、そんなことを聞かれる。あ、ちなみに今日はちくわ定食。


すると久々知くんは頬杖をついて、


久々知「【兵助】って呼んでよ」


『〜〜〜〜〜!?///////////』


イケメンな男が子犬みたいに訴えてくる。


『……へ、……兵…す…け////////』


兵助「!もう一回!」


五年一同(俺らはいったい何を見せつけられてんの???)


も、もう一回!?!!久々知くんって、私にこういう態度取る子だったっけ?


すごい変わりよう…。嬉しいけど…。


仕返ししてやろ。


私は机に頬杖をつくと、上目遣いで久々知くんを見た。


『兵助』


久々知「!?///////」


みるみる赤くなる顔に笑いをこらえた。


五年一同(川田さん…今のは爆弾行動だって…)


2人は後に知ることになる。食堂でのこのやり取りが学園中でスクープになった事を。

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作者名:パーマ | 作成日時:2023年3月13日 14時

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