２１話 ページ22
「…っ、緊張する…」
いつもは普通に入れる教室もなんだか空気が重たいようで戸を引くのが怖い
(朱音ちゃんたちもう居るんだろうなぁ…)
っ…ダメダメ！ちゃんと謝るって決めたんだ！弱気になっちゃダメなんだ！
「ふぅ…はぁ、開けるぞ」
深呼吸して戸に手を置く…が中々引けない
「春華さん？何してるの？」
ばっと後ろを振り返ると若い山本シナ先生が立っていた
「っ！？や、山本シナ先生…お、おはようございます」
シナ先生「おはよう、所で教室入らないの？」
「えっ！？あいや、は、入ります…」
思い切り戸を開けて教室に入ると皆の視線刺さる
席に着く途中朱音ちゃんと目が合い席に着く
シナ先生「おはようございます、突然だけど今日の午後の授業はこの間の実習の補習をしてもらいます、今回の補習は二人一組で行います、その組決めは私が決めました、一組目…」
(組決め…あ、朱音ちゃんじゃありませんよう…)
シナ先生「三組めは春華さんと朱音さんです、勝手に相手を変えないように、変えた場合は失格とします、以上」
私の希望はあっさりへし折られその後の授業は全く頭に入ってこなく時間が過ぎるのは早くてあっという間にお昼になってしまった
数馬「皆お待たせ…って」
藤内「春華！？どうしたんだよ！」
朝の約束通り遅れてやってきた数馬と藤内
春華は机に突っ伏していた
孫兵「数馬と藤内、委員会お疲れ様」
藤内「お、おう、それより春華はどうしたんだよ」
三之助「あぁ、ちょっとね…」
左門「春華〜？数馬と藤内が来たぞ〜？」
作兵衛「ほらいい加減元気出せ」
「うぅ…こんなの不運でしかないよ…なんでこんなに…」
藤内「いや何があったんだよ汗」
孫兵「実はね」
かくかくしかじかと孫兵が代わりに説明してくれた
孫兵「ってことがあったらしいんだ」
三之助「今日の授業も殆ど頭にはいってこなかったらしいよ」
「だって…朱音ちゃんと二人きりなんて…」
すると孫兵が春華の手をギュッと握って
孫兵「春華言ってたじゃん、今の自分変えたいから頑張るって、今の春華なら大丈夫だよ」
ね？と笑顔で言ってくれた
「…孫兵」
そうだ、ここでウダウダ言っててもしかたない
ちゃんと謝るって、話すって決めたじゃんか…
私は不安な気持ちをグッと堪え
「有難う、孫兵…私頑張るね」
覚悟を決める
そして放課後の時間が来る
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雪華(プロフ) - ゆっちさん…コメント有難うございます！頑張りたいと思います笑 (2019年9月19日 17時) (
レス) id: 917edc326a (このIDを非表示/違反報告)
ゆっち(プロフ) - 今日は！作品毎日楽しみにしてます！更新頑張ってください！私も小説３作品書いているのでもし良ければ見に来てください！ (2019年9月19日 12時) (レス) id: 5dc20f7650 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪華 | 作成日時：2019年7月17日 16時
