後日談 ページ31
は組の授業が終わり放課後、私は土井先生に呼ばれ職員室に来ていた
(き、緊張する…)
土井先生「紅羽」
「は、はいっ!」
私はカチコチな状態のまま返事をしたせいか土井先生は苦笑し
土井先生「そんなに緊張しなくても笑 今日は助かったよ有難うな」
「い、いえそんな!…ああいう感じで誰かに教えるのは初めてだったので…」
土井先生「そうなのか?私が聞いていても分かりやすかったぞ?」
「ほ、ほんとですか!?良かったぁ…」
土井先生にそう言って貰えて一安心した
土井先生「それで今日の授業の感想だ、読んで欲しい」
と渡してきたのは11枚の紙だ
恐る恐る紙を受け取る
一枚一枚ゆっくりと読んでいくと
授業の感想はもちろん、何故かそれ以外の事や質問も書かれていた
感想文を読み終わり土井先生に渡そうとした時
「……」
土井先生「どうかしたか?」
「先生あの…これ少しの間預かっても良いですか?あ、明日までにはちゃんと返すので!危ない事にも使いません!」
土井先生「あぁ別にいいが…?」
「あ、有難う御座います!!し、失礼します!!」
と勢い良く立ち上がり部屋を出て自室へ戻る
時間は進みその日の夕ご飯
久々に皆が集まれたので色んな事を話す…と言っても話す内容はひとつなのだ
孫兵「今日の委員会で一年生が『春華先輩の授業って分かりやすいんですよ!』って自慢してきたんだけど」
数馬「乱太郎もそんな事言ってたなぁ…それでどうだったの?今日の特別授業」
「うん、何とか成功したよ笑 思ったより皆ちゃんと話とか聞いてくれて良い子だったよ」
作兵衛「は組が良い子…」
藤内「あのは組が…?」
三之助「でも良かったじゃん、成功して」
「うん!」
左門「確かに春華は教えるのが上手だからな!」
「有難う笑」
と様々な反応をする忍たま達
「でね、感想文読ませてもらったんだけど一年は組って面白いね、感想文なのに全然違う質問とか書いてて面白くて土井先生につい貸してくださいってお願いしちゃったよ」
と会話をしてる所を
竹谷「……」
勘右衛門「会話、入ってくれば?」
竹谷「はっ!?別に入りたいとか…」
三郎「嘘つけ、顔に《入りたい》って書いてあるぞ〜?」
竹谷「俺は別にっ…」
と五年生が楽しそうに会話してたのは内緒です
そして次の日の朝
一年は組の教壇の上には昨日の感想文と別の紙が置かれており
その紙には丁寧な字で質問の答えが書かれてあったとさ
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雪華(プロフ) - ゆっちさん…コメント有難うございます!頑張りたいと思います笑 (2019年9月19日 17時) (レス) id: 917edc326a (このIDを非表示/違反報告)
ゆっち(プロフ) - 今日は!作品毎日楽しみにしてます!更新頑張ってください!私も小説3作品書いているのでもし良ければ見に来てください! (2019年9月19日 12時) (レス) id: 5dc20f7650 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪華 | 作成日時:2019年7月17日 16時