【忍たま】遠慮させていただきます。5

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三反田数馬side


『ああ、いた。左門くんと三之助くんがさまよってたから連れてきたよ。』

作兵衛｢Aさん！ありがとうございます！長屋に来いって言ったのに、おめぇらまたどっかに行ってやがったな？！｣

三之助｢おかしいなあ。｣

左門｢向かってたけど、中々たどり着かなくてな！｣


相変わらずの迷子2人組
6年間も過ごしているはずなのに、未だに治っていない


『あんまり作兵衛くんを困らせたら駄目だよ？』

左、三｢｢はーい。｣｣

孫兵｢まあ、結局また迷子になるだろうね。｣

数馬｢孫兵それは言っちゃ駄目なやつだよ。｣

『迷子癖は中々治らないねえ。』


次の任務の話をやめて、Aさんと話す
事務の仕事は終わって休んでいた所だったみたいだ


数馬｢丁度僕達も休もうと思っていたので、Aさんも良かったら、こっちに座ってください。｣

『有難いけど、今日は遠慮するね。また直ぐに出ないといけないから。』

藤内｢休憩もう終わりなんですか？｣

『仕事自体は終わったんだけど、今から火薬委員会のお手伝いがあるの。』

作兵衛｢本当に働き者ですね。｣

『私自身も皆のお手伝いするのは楽しいんだ。それに、三郎次くんが頼ってくれるから。』


嬉しそうに笑う


『じゃあ行ってくるね。』


Aさんは部屋から出ていった
彼の元へ行くことを楽しみにするAさんの目は輝いている
池田の話をする彼女はいつだってあの目をしていた


孫兵｢僕でさえ気づくのに、Aさんも相当、自分の気持ちに鈍感だよね。｣

作兵衛｢気づいてねぇの2人だけだもんな。｣

三之助｢あーあ、つまんないの。池田だけなら、俺達が卒業するまではからかってやろうと思ってたのに。｣


邪魔しているつもりはないが、池田がここぞという時にどうも僕達が現れるようで…
僕の場合は落とし穴から出たら、池田が何か言おうとしていた瞬間だったらしく申し訳なかった
ろ組は完全にわざとからかって楽しんでいる


左門｢池田も池田で奥手だよな。｣

藤内｢せっかく僕達がいない委員会の時に言ったら良いのに機会を逃すし。｣

数馬｢結局は時間の問題だ。いつか2人はなるようになるよ。｣

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