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100.おいしいね ページ9

久々知兵助side


状況が分からない
作った豆腐料理の全てを置いてタカ丸さんの隣に座った
目の前には伊助がいる
全員、料理ではなく、土井先生の前に座る彼女を見ていた
その彼女は顔を伏せて、両手で顔を覆っている


三郎次「だから無理しなくていいって言ったのに…。」

伊助「Aさん、僕たち見ないようにしますから、ね?」

『いや、大丈夫。本当に大丈夫だから。いきなり視界がはっきりして、皆の姿がよく見えるものだから、心臓持たないだけだから。』


よく見ると前髪が短くなっていた
前髪を切ったのか…


タカ丸「…もしかして、気に入らなかった?」

『そんなことないです!綺麗に切ってくれて!』


不安そうに言ったタカ丸さんの言葉で慌てて前を向いた


『あ…。』

土井「表情がよく見えるようになったな。」


顔を赤くするが、もう顔を隠さないようにしている


『すみません、久々知兵助くん。せっかくおいしそうな料理たくさん作ってくれたのに、私のせいで変に時間とってしまって…。』

兵助「大丈夫ですよ。じゃあ食べましょうか。」

全「「「いただきます。」」」


手を合わせて食べ始める
自分で言うのもなんだが美味しかった
最近は豆腐を作っても納得のいく美味しい豆腐が作れなくなっていた
ただでさえ、前の天女がいた時はあれだけ好きだった豆腐を忘れて天女に熱中した
正気に戻った時は全てが変わってしまっていた
三郎次や伊助は話しかけてくれなくなった
当然だ
距離をとって、目を合わせてくれなくなった
そうさせてしまったのは俺たちなんだから

視線をあげると、美味しそうに2人は食べていた


『おいしいね。』

伊助「はい!」

三郎次「おい、伊助。ついてるぞ。」

『あ、ほんとだ。拭くよ。』

伊助「ありがとうございます。」

土井「こうして見ると姉と弟のようだな。」

『そんな、恐れ多いです。』

三郎次「恐れ多いってなんだよ。」

伊助「Aさんがお姉ちゃんなら、三郎次先輩はお兄ちゃん…?うーん、ちょっと…。」

三郎次「おい。」


俺たちだけでは、この場を用意することなんてできなかっただろう
煙硝蔵の管理も2人でやっていた
することがなければ、定期的にやっていた豆腐パーティも出来なくなってしまった
それを再びできるようきっかけをくれたのだ
タカ丸さんも同様に、2人を嬉しそうに見つめていた

――――――――――

100話だ!自分おめでとう!

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スイちゃんですよ〜☆ - Ahoy!!最高です!続編に出航!!!! (2023年1月24日 15時) (レス) id: 888b3d648c (このIDを非表示/違反報告)
スイちゃんですよ〜☆ - (^^ω)だだダ大統領になったらね☆まずは、リーヴル様を捕まえるね!と言う冗談は、そこら辺に捨ててね、 (2023年1月24日 15時) (レス) @page50 id: 888b3d648c (このIDを非表示/違反報告)
リーヴル(プロフ) - あーーさん» お褒めの言葉ありがとうございます。神様だなんて…。あーーさんの心に残る作品になれて幸いです!これからもよろしくお願いします。 (2021年3月8日 1時) (レス) id: 17c0458bc0 (このIDを非表示/違反報告)
あーー - 何この素敵な作品…リーヴルさんは神様ですか? (2021年3月8日 1時) (レス) id: d228b33f0e (このIDを非表示/違反報告)
リーヴル(プロフ) - あまねさん» 愛の告白をありがとうございます(笑) 作品を気に入っていただけて嬉しいです。これからもよろしくお願いします。 (2021年3月7日 19時) (レス) id: 17c0458bc0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リーヴル | 作成日時:2021年3月1日 13時

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