紙包み 四段 ページ49
side 食満留三郎
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留三郎「なぁ、伊作。今から見張り台に行かないか？」
伊作「ん？ なんで？」
留三郎「気分転換だ」
食事を済ませた後、
俺は伊作を見張り台へ誘った。
伊作はAが帰ってくると信じてる。
それは俺だって同じだ。
でも、いつ帰ってくる？
あれから何日経った？
皆はとっくに気付いてるかもしれない。
Aは帰ってこないんだ、と…
伊作「見張り台に来るのは久しぶりだなぁ」
留三郎「もう秋って感じだな」
伊作「で、話って？」
俺が話を切り出す前に
伊作が俺に聞いてきた。
時々見透かしてくる伊作に驚く。
まあ、同室だからな。
他より知ってる事は多いだろう。
留三郎「医務室でAの話をしていたな。久々知兵助たちはAに会ったって話か？」
伊作「僕が勝手にそう思っただけさ。兵助が誰から薬を貰ったそうで、その薬が何なのかを聞かれた。」
留三郎「その話なんだが、最近噂になってるアレと何か関係はないのか？」
俺が医務室の前で
聞き耳を立てていたことには
触れてこなかった。
多分、気付かれていただろう。
俺は医務室での話と
最近噂になってるアレの存在に
何か関係がないのか調べたかった。
伊作「アレって、小平太たちが見たお面の？」
留三郎「俺達は実際に見てないから何とも言えないが、見たって生徒が複数人いるそうだ。」
伊作「うーん……でも、兵助たちは何も言ってなかったなぁ…」
医務室での会話
あの場には尾浜勘右衛門もいた。
面倒事に巻き込まれない方法を良く知っている。
敢えて、アレの存在を
話さなかった可能性もある。
きっと鉢屋三郎もそうしていたはず。
伊作「僕はその薬を渡してきたのはAだと思ってる」
留三郎「でも、受け取った二人は見てないんだろ？ それだと、Aかどうかなんて…」
伊作「わかるさ。だって、薬の包み方がAと一緒なんだもん…」
薬の包み方
俺はあまり見ていなかったし
それを目にする機会があまり無かったから…
でも伊作はよく見ていたのかもしれない。
Aと伊作は六年生の中でも
結構仲が良い方だったから…
留三郎「………っ！？ 誰だ！」
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千雪(ーωー) - お久しぶりです！更新止まってるみたいなのですが大丈夫ですか？また、鴫碧さんの小説が読めることを楽しみにしておきます！！ (2022年11月7日 17時) (
レス) id: 2c3e10b906 (このIDを非表示/違反報告)
鴫碧(プロフ) - ラムネさん» はじめまして！ コメありがとうございます！ わかりやすくネタバレになってしまいますが、忍たま全員と関わっていこうとおもっておりますw どうぞこれからも宜しくお願いしますm(_ _)m (2022年9月30日 19時) (レス) id: dea0075d52 (このIDを非表示/違反報告)
ラムネ(プロフ) - 初めまして！いつも見させてもらっている者です！！ これからどうなっていくのか、、更新楽しみにしています！ 個人的にはいろんな忍たまとの関わりが見たいな〜、なんて思ってますw (2022年9月30日 18時) (レス) id: 7118247792 (このIDを非表示/違反報告)
鴫碧(プロフ) - 千雪(ーωー)さん» お久しぶりです！ ただのチキンですよwww なるべくこまめに更新しますので、よろしくお願いしますm(_ _)m (2022年9月28日 23時) (レス) id: dea0075d52 (このIDを非表示/違反報告)
千雪(ーωー) - お久しぶり！鴫碧さん優しいですね(*^-^*)尊敬します！これからも応援しますね💖💖 (2022年9月28日 19時) (レス) id: 2c3e10b906 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鴫碧 | 作成日時：2022年7月23日 0時
