【男主】もう一人の六年生は任務中 捌【忍たま】

大運動会 開幕 九段 ページ44

side 潮江文次郎

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鉢屋「最後の手裏剣撃ちは静定剣の中でも撃つのが難しいとされる、鎌です！」


仙蔵「しかも先程の的より範囲が小さい…」


長次「距離も若干遠い」


伊作「難易度高過ぎるよぉ…」



















ここに来て静定剣の鎌だと！？




回転して飛んでいく上に

当たる箇所が一点しかない…



的も小さくなっていて

距離も遠くなった…



















小平太「取り敢えず撃ってみよう！ イケドンｯ！」





ガシャーン！






小平太「ありゃー…」


鉢屋「あー、七松小平太選手の撃った静定剣が大運動会の装飾を破壊。失格です」


留三郎「次は俺だ！ それっ！」





一年生「「「うわぁぁぁあ！」」」





鉢屋「食満留三郎選手、一年生の方へ撃ったため失格です！」


留三郎「あはは……すまん、すまん…」


土井「ヒヤヒヤした…」


仙蔵「次は私が行こう。ふんｯ！」





ガコンｯ





鉢屋「立花仙蔵選手、的に当たるも跳ね返ってしまった！ 一応、的に当てたので一位とします！」


仙蔵「やはり刺さらんか…」


長次「集中…。っ！」






ガコンｯ






鉢屋「おっと、中在家長次選手も的に当たるも跳ね返る！ よって立花選手同様、一位です！」


長次「難しい」



















こりゃ、実力というより運に近いな…




取り敢えず刺さらなくても

当てれば順位に入る。



















文次郎「ふぅ…いくぞ！おりゃー！」






ヒューン…







土井「危ない！」


鉢屋「潮江文次郎選手が撃った静定剣が再び一年生の待機場へ飛んでいく！」


金吾「に、逃げよう…！」


しんべヱ「こ、こっちに飛んでくる！」


きり丸「ダメだ！ 避けきれない！」


乱太郎「うわぁぁぁあ…！」



















まずい！

力任せにしすぎた！




鎌の飛んでいく先には

乱太郎、きり丸、しんべヱ、金吾



と、………
















カキンｯ！








『そんな撃ち方したら危ないだろ……』


鉢屋「潮江選手が撃った鎌を鬼居A先輩が苦無で弾く！ 一年生に怪我は無いようです！」


乱太郎「A先輩ありがとうございます！」


きり丸「ダメかとおもった…」


しんべヱ「生きてる！」


金吾「ビックリした…」



















ふぅ…

一年生に当たらなくてホッとする。





でも、何でAは一年生の待機場に居るんだ？



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