【男主】もう一人の六年生は任務中 捌【忍たま】

本当は嘘 三段 ページ23

side A

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抹茶を飲み干したところで

新野先生と山田先生が医務室へ入ってきた。



そのまま山田先生の言葉に促され、

そこに居た殆どが退室していく。





残ったのは、

俺

伊作

数馬

山田先生

新野先生





学級委員会と久々知と乱太郎は

部屋へ戻った。


数馬も立ち上がったが、

新野先生から残るよう言われていた。



















伊作「山田先生？ どうかされたんですか？」


伝蔵「うむ、少し困った事になってな。」


三反田「と、言いますと？」


伝蔵「この前、文化祭を終えたばかりなのだが近々………大運動会をする話になった…」


伊作「大運動会！？」


三反田「でも、大運動会って以前にも……」

















え？

何の話？


大運動会って何？

文化祭の次は大運動会？



首を傾げる俺に新野先生が

やんわりと声をかけてきた。

















新野「理由は文化祭と同じです。Aくん、大運動会に興味はありますか？」


『え。…………まあ、ちょっと？』


伊作「そうか、Aは大運動会の時も任務で居なかったから…」


三反田「文化祭もその理由だったんですね…」


















また俺が任務に行っている間に

楽しそうな事してたのか！？






き、気になる…！



文化祭があんなに楽しかったんだから、

大運動会とやらもきっと楽しい！

















『その大運動会？とかいうやつ、興味あるな…』


伝蔵「わかった。私は学園長先生に報告してくる。」


新野「はい、お願いします」


















そう言って山田先生は医務室から出ていった。



まったく、学園長先生は…

これも思い付きか？


先生たちも大変だな(((



















新野「さて、明日から忙しくなりますよ」


伊作「……大運動会…」


三反田「…怪我人が……」


『え』


















怪我人？

大運動会で？




聞き間違えかもしれないと言い聞かせ、

その話は静かに終えた。




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