ドSな彼に捕まって。2【ジャーファル】

17.味方 ページ21

ジャーファルさいど




シンが部屋を出て行って数分後、



バンッ



突然ドアが開いたと思えば、







こちらを涙目で睨んでくるヤムライハがいた






ジャ「どっどうしたんですか?!」


思いもよらない展開に
急いでヤムライハの元に駆け寄る。




ヤム「‥‥‥ジャーファルさん」



ジャ「？何ですか？」




ヤム「A‥‥‥




泣いてました。」




ジャーファルさんの事で泣いてました。
と言うと、一度目を逸らし、またこっちを睨む





ジャ「ピクッ)‥‥‥‥そうですか」





でも、もう私には関係ない事です。
と言うと、









バチンッ









ジャ「‥‥‥ぇ‥‥」






ビンタされた。






ヤム「叩いてしまってすいません。

でも。





これは、Aの辛さの分です。



A、とっても辛そうでした。」




ジャ「‥‥‥‥。」




痛い。


ジンジンと痛さが頬に伝わる。




ヤム「私はあの子の味方です。


だから、あの子を泣かせたら誰だって許しません。」




ジャ「‥‥‥はい」




と言うと、


分かったら、行って下さい。と言って

私の背中をグイグイと押す。






ジャ「えっ？‥ちょっ‥どこに行くんですか？」



ヤム「Aを探してきてください」




ジャ「っ！‥‥何でですか」






ヤム「Aが好きなのはジャーファルさんだけですから。」




バタンッ



と言って、私を部屋から追い出す。





え‥‥‥‥？

今からですか‥‥‥？









ジャ「‥‥‥‥‥‥‥‥はぁ、


しょうがないですね‥‥‥」








ということで、


私はAを探しに行った。

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