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｢…がや………｣
ひろ……？
大好きな人の声を感じ、
閉じていた瞳をあけようとすると
北｢藤ヶ谷、昨日はありがとな。
……寝て…る？｣
辺りが明るい。
あぁ、俺あのまま眠ってしまったのか。
ひろからの寝てる？の問いかけに答えることはせず、
そのまま瞳を閉じていた。
北｢寝てる…か。
なぁ藤ヶ谷、昨日さ、夢をみたんだ。｣
夢？どんな夢？
北｢って言っても毎日夢はみるんだけどさ。
……藤ヶ……
たい、の…。｣
え……
俺の夢…？
北｢あの日の……
大好きなたいの……
側にいられなくなった日の夢。｣
北｢俺、あの時もう何言っても無理だと思った。
でもあの日のことずっと後悔しててさ。
どうして
お前が好きだ、離れたくない、
って言わなかったんだろう。
お前の側にいるのが幸せだ、
…って。｣
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作者名：NiKapi | 作成日時：2016年12月17日 18時
