story＊108 ページ13
＊中間side＊
あれから数日が経って…俺と�陲舛磴鵑反�十人の研究員は、休む間も惜しんで能力消滅薬の研究開発に没頭してる。
ワクチン開発をしてた第1研究部にも消滅薬の開発に加わるよう指示したから、人員にも不足はない筈や。
[所長様っ！こちらの確認をお願いします！]
中｢あぁ、今行く。｣
俺の血液とアセトアミノフェンがどれくらいの割合で混ざると色が黄金に変化するのか…
何をすれば副作用の危険性を下げ、安全性を高める事ができるのか…
問題…いや、課題は山積みやけど、人々の身の安全と王女様の運命が懸かってるんやから…俺達は諦めずにやり遂げなあかん。
必ず、能力消滅薬を作り出すんや。
(prrrr…prrrr…)
中｢ん？…あ、ごめん電話や。ちょっと待ってて。｣
[あっ、はい。]
部下の一人の研究データを確認してたら突然電話がかかってきて、一言断りを入れてから研究室の外に出る。
そして…相手が誰かも確認せずに、応答の緑のマークをタップした。
中｢はい、中間です。｣
藤《あ、淳太？俺、藤井。》
中｢おぉ、流星。電話なんて珍しいな。…何かあったん？｣
【第2研究部】と書かれたガラス戸を閉めながらスマホを耳に当てると、聞こえてきたのはハスキーな流星の声。
電話なんて普段滅多にして来うへんから、何かあったのかと思って聞いてみたら…流星は一呼吸置いてから話し始めた。
藤《実は昨日…EASTの皇室から王様に催促状が届いたんや。来東しろって。
…せやから今日、王様と俺と望はEAST帝国に行く事になった。》
中｢えっ、もう…？早すぎひん…？…やって、まだ能力消滅薬は完成してへんのに…｣
藤《分かってる。…でも、今EASTの皇帝を怒らせるわけにはいかんねん。逆らうわけにはいかんのや。
…だからしょうがない。王様も、俺達も…EASTに行く。》
中｢っ…そっか…｣
王様がお決めになった事なら一臣下の俺には口出しできへんから、流星の言葉にただ頷いて…
一刻も早く消滅薬を完成させる為、更に気持ちを強くした。
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和音(プロフ) - 祐莉さん» いつもコメントして頂き、ありがとうございます(^^)これから益々物語が展開していきますので、是非楽しみにして頂けたら嬉しいです！これからもこの作品を宜しくお願い致します(^^) (2020年2月14日 23時) (
レス) id: eff15bf988 (このIDを非表示/違反報告)
祐莉 - 楽しく読ませてもらってます！イースト帝国の闇は深いですね！ ウエスト王国もイーストに侵略されれば同じような状況になるのは、明白だから今後ウエスト側がどう動くか気になります！ (2020年2月13日 15時) (レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
和音(プロフ) - そらさん» コメントありがとうございます！そう言って頂けると、とても励みになります！これからもこの作品をよろしくお願いします(^^) (2020年1月9日 18時) (レス) id: eff15bf988 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - 更新を楽しみにしております。 (2020年1月9日 1時) (レス) id: c08660417e (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - すごく面白いです。 (2020年1月9日 1時) (レス) id: c08660417e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和音
| 作成日時：2019年12月28日 17時
