story＊107 ページ12
神｢…俺は喘息持ちで走ることが出来ひんから、しげはいつも代わりに走ってくれるやん。
せやから…しげが苦手な事があるなら、それは俺が引き受けるから。なっ？｣
重｢おん…分かった。
…ふふっ、でも何か…神ちゃんがイケメンすぎて、ちょっと腹立ってきたわ。｣
神｢いや、何でやねん。そこ普通にイケメンでええやん。｣
重｢じゃあ普通なイケメン。｣
神｢それ、微妙に嬉しないな。｣
何か、いつの間にか話が変な方向に逸れてもうて、ほぼ漫才みたいになりながら廊下を歩き続けてたら…
腕の中の陽葵様がｸﾞｯと俺の燕尾服の襟元を掴んで引っ張られ、何事かとしげと一緒に足を止めた。
神｢陽葵様？どうされました？｣
陽｢なぁ、とも…大毅…お部屋、とっくに通り過ぎてるで…？｣
神｢えっ？…あっ、ホンマや！申し訳ございません、陽葵様っ…すぐに戻りましょう！｣
振り返ったら5mくらい後ろに陽葵様のお部屋の扉があって、慌てて方向転換。
そしたら…隣のしげが急にｹﾀｹﾀと笑い始めて、いきなり過ぎてめちゃくちゃビックリした。
神｢え、何…？｣
重｢ふふっ、ごめっ…俺ら何やってんのやろって思ったら、つい……ふははっ！｣
神｢…っふ、せやな。喋りすぎやし、お部屋の前通り過ぎてまうし…漫才始めるしな。
はぁ…ホンマ、WEST人の血は怖いわ。｣
重｢ふはっ、怖い怖い！｣
しげの笑い声につられて俺も笑いながら、さっき通り過ぎてもうた5mを逆戻りすると…
大きな観音扉の右側を開けて陽葵様のお部屋へと入った。
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和音(プロフ) - 祐莉さん» いつもコメントして頂き、ありがとうございます(^^)これから益々物語が展開していきますので、是非楽しみにして頂けたら嬉しいです！これからもこの作品を宜しくお願い致します(^^) (2020年2月14日 23時) (
レス) id: eff15bf988 (このIDを非表示/違反報告)
祐莉 - 楽しく読ませてもらってます！イースト帝国の闇は深いですね！ ウエスト王国もイーストに侵略されれば同じような状況になるのは、明白だから今後ウエスト側がどう動くか気になります！ (2020年2月13日 15時) (レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
和音(プロフ) - そらさん» コメントありがとうございます！そう言って頂けると、とても励みになります！これからもこの作品をよろしくお願いします(^^) (2020年1月9日 18時) (レス) id: eff15bf988 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - 更新を楽しみにしております。 (2020年1月9日 1時) (レス) id: c08660417e (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - すごく面白いです。 (2020年1月9日 1時) (レス) id: c08660417e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和音
| 作成日時：2019年12月28日 17時
