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中｢まだやってもいない事を諦めるのは早すぎます！…どうか、我々に王女様と国民を護る機会を下さいｯ！｣
勢い良く頭を下げすぎて一瞬ぐわんって脳が揺れたけど…それには構わずに頭を下げ続け、顔を上げることなく自分の革靴を見つめてたら…
後ろから複数の足音が近付いてきて、それと同時に聞き馴染みのある低いハスキーボイスが耳に届いた。
藤｢王様、私達からもお願い申し上げます。
…能力消滅薬の開発は、当初より計画されていました。もし開発に成功すれば、能力のない平和な世を取り戻すという最終目標に目前まで近づく事ができます。
能力消滅薬は…我がWEST王国の希望なのです…！｣
後ろを振り返ると…流星やのんちゃんだけでなく、俺の隣に立ってた照史と�陲舛磴鵝△修靴堂�女様を抱いた神ちゃんまでもが王様に頭を下げてた。
…せやから俺も今一度頭を下げて、祈りを込めた "お願い致します" と一言だけを添えて口を閉じると…
それから程なくして、ずっと待ち続けたお声が頭上から聞こえた。
横｢お前ら、顔上げろ。…分かったから。やるだけやってみるとええ。
…但し、それだけに頼ることはせず、他の手も考えてみる。それでええな。｣
中｢っホンマですかｯ！？ありがとうございます！感謝致します王様っ！！｣
横｢…でも、本気でEASTが来る前に間に合わせるなら、中間も�霤弔發�前たちの部下も皆、休む時間なんて取れへんぞ。
それに…もし間に合わずにEAST帝が我が国を攻撃すれば、一番に責め立てられるのはお前たち能力研究所の職員や。
国王である俺がいくら庇ったとしても、お前たちは矢面に立つ事になる。
…それでも、やるんやな。｣
中｢ｯ…はい。覚悟は出来ています。｣
��｢やらせて下さい。｣
手に持った書類をｸﾞｯと握り締め、真直に王様へ視線を送る。
王様が、ｼﾞｯと俺達の瞳の奥を見詰めて黙り込まれ、きっと俺達がホンマに本気なのか見定めてらっしゃるんやと思って…�陲舛磴鵑汎鷽諭�背筋を伸ばして息をする事も忘れて立ってたら…
王様はゆっくりと目を伏せられ、数回頷かれると俺達に柔らかな笑顔を向けて下さった。
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和音(プロフ) - 祐莉さん» いつもコメントして頂き、ありがとうございます(^^)これから益々物語が展開していきますので、是非楽しみにして頂けたら嬉しいです！これからもこの作品を宜しくお願い致します(^^) (2020年2月14日 23時) (
レス) id: eff15bf988 (このIDを非表示/違反報告)
祐莉 - 楽しく読ませてもらってます！イースト帝国の闇は深いですね！ ウエスト王国もイーストに侵略されれば同じような状況になるのは、明白だから今後ウエスト側がどう動くか気になります！ (2020年2月13日 15時) (レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
和音(プロフ) - そらさん» コメントありがとうございます！そう言って頂けると、とても励みになります！これからもこの作品をよろしくお願いします(^^) (2020年1月9日 18時) (レス) id: eff15bf988 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - 更新を楽しみにしております。 (2020年1月9日 1時) (レス) id: c08660417e (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - すごく面白いです。 (2020年1月9日 1時) (レス) id: c08660417e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和音
| 作成日時：2019年12月28日 17時
