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ﾆﾉから送られた"暗号"は、かなり私を悩ませた。
これが何を意味するのか、連日考えてるんだけど……全くわからない。
「 ねえ、この1992は1992年ってこと？ 」
「 どうだろねえ？ 」
にやにやしながらこんな返答しか返ってこない。
「 A 推理映画好きでしょ？ それなのに解けないの〜？ 」
「 だあっ！ そういう煽り要らない！！ 」
貰ったﾒ-ﾙをわざわざﾒﾓに写して凝視する。ここまで来たら絶対解いてやる。
「 ﾋﾝﾄはそうだなあ… 」
あまりにも苦戦する私を見兼ねてか、ﾆﾉは私にﾋﾝﾄをくれた。
「 ごめんね、とかとよく一緒にいるかもね 」
「 はっ？ 」
...... 全くﾋﾝﾄになってない。
「 余計こんがらがったんだけど？！ 何、よく一緒にって 」
「 そのままの通りよ 」
「 え、単語ってこと？ 文章じゃなくて？ 」
投げやりに言ったつもりだったけれど、予想外にﾆﾉはおっという表情をした。遠からずの所まで来ている様だ。
「 ...今はまだ恥ずかしくて言えないから、ﾒ-ﾙで言ったんだよ 」
ﾆﾉが手で何かのｼﾞｪｽﾁｬ-をとる。
それは彼が少し前までしていた動き。
ｶﾞﾗｹ-を扱う手つきだ。
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作者名：(にゃん) | 作成日時：2019年7月13日 10時
