doll＊397 ページ7
＊黄side＊
アカリのマンションの出口から飛び立って…暫く。
数ｋｍ離れた隣町の一際大きな建物…山風総合病院を見つけて下降し、いつもの病室の前で止まって窓を数回ノックした。
櫻｢ん？…あ、ジュンタ。｣
黄｢…開けて。｣
建物の縁に立ち、中のカーテンの隙間から顔を出した翔に窓の鍵を指差すと…
カチッとクレセントを下ろす音がして、ゆっくりと窓が開いた。
…せやから、俺が窓のサッシによじ登ろうしたら、、
突然何かに覆い被せられて、そのまま持ち上げられた。
櫻｢ジュンタ、おかえり！｣(ｷﾞｭｰｯ)
黄｢はっ！？ちょっ、やめっ…離せっ！｣
櫻｢えー？だって、ジュンタと二人きりって久しぶりじゃん。いいでしょーっ？｣(ｷﾞｭｯ)
黄｢いいから離せ。｣
めちゃくちゃ抱き着いてくる翔に少しキツめに言うたら、割とあっさり離してくれて、俺は窓のサッシの上へ。
【久々なのに冷たくない〜？】とか…グチグチ言うてる声が聞こえるけど…まぁ、そこは無視して。
…取り敢えず、昨日ぶりに真っ白な病室の中に入った。
黄｢…何やねん、急に抱き着いてきて。｣
櫻｢ごめんごめん。久しぶりにジュンタに会えたから。
って言っても…ずっと意識なかったから、ジュンタと最後に話したこの病室での事、最近の事のように覚えてるんだけどね。
…でもまぁ、会えて嬉しいのは本当。
昨日はアキトに邪魔されたでしょ？｣
黄｢…言い方悪。あいつは態々、俺の事迎えに来たんやぞ。｣
櫻｢ははっ、嘘嘘。ごめんね。
…あの子、すっごい可愛い子だったよ。プニプニしたぽっちゃり系で。｣
…今ちょっとディスったよな、、とか思いつつ…部屋の隅で壁に凭れて座りながら、ぼーっと自分の手元を見てたら…
不意に名前を呼ばれて、俯いてた顔を上げた。
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ななみ(プロフ) - アキトおおおおおおお泣うわああああああああ(´Д⊂ヽ朝から全部読んで感動しました泣決着の予想は付いていたが読み進めると悲しい気持ちになりました泣ジュンタくん！！アキトくん大好きだよ！！ (2022年11月22日 6時) (
レス) @page29 id: c060af3ed8 (このIDを非表示/違反報告)
和音(プロフ) - ８７８さん» コメントありがとうございます！そう言って頂けると嬉しく、とても励みになります(^^)これからもこの作品をよろしくお願い致します(^^) (2019年4月20日 19時) (レス) id: eff15bf988 (このIDを非表示/違反報告)
８７８ - いつも更新を楽しみにしてます！vol.9の更新がんばってください！ (2019年4月20日 19時) (レス) id: e0fce50eaa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和音
| 作成日時：2019年4月20日 14時
