doll＊401 ページ11
…正直、上手く笑えてたかは分からへん。
モデルのお仕事に行くまーくんを送り出して、【ｶﾞﾁｬﾝｯ】って玄関のドアが閉まる大きな音を聞いたら、、
とっくに心を決めたはずやのに、何故か無性に寂しくなった。
心がキューッと痛む感覚を押さえ込み…トボトボとお部屋に戻って、ソファーに置きっぱなしの大きなパーカーに顔を埋める。
…辛くて、、
…悲しくて、、
…寂しくて、、
落ち着くまーくんの匂いがするそれを抱きしめて、今にも泣き出しそうになってたら…
ノームが傍に寄って来て、寄り添うように俺の顔の前に降り立った。
橙｢…ノームぅ……ホンマに…これが最後でええのかなぁ…｣
ﾉｰﾑ【ﾁｶﾁｶｯ】
橙｢えっ…？｣
目の前でふわふわと輝くノームに問いかければ、返ってきた答えは中々に秀逸なもので…
ちょっと面倒臭がりやな面もあるけど、流石俺の人工精霊やなぁ…って、ちょっと感心してもうた。
橙｢…感謝の手紙、、まーくんに…｣
ノームの言う通り、こんな最後よりも良いかもしれへんな…なんて、、
まーくんのパーカーから埋めてた顔を上げて、ノームと一緒にゆっくりと立ち上がる。
橙｢…ありがと、ノーム。
…俺、、書いてみるよ。まーくんに。｣
テレビの横にある引き出しから、
【アキトは手先が器用でしょ？】
って、まーくんがプレゼントしてくれた”大人の塗り絵”の本の完成してるページを破り取って…
塗り絵用の色鉛筆と普通の鉛筆を、ペン立てごと持っていく。
…そして、いつもまーくんとご飯を食べてる、このお家唯一のテーブルへ向かった。
橙｢…よしっ、｣
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ななみ(プロフ) - アキトおおおおおおお泣うわああああああああ(´Д⊂ヽ朝から全部読んで感動しました泣決着の予想は付いていたが読み進めると悲しい気持ちになりました泣ジュンタくん！！アキトくん大好きだよ！！ (2022年11月22日 6時) (
レス) @page29 id: c060af3ed8 (このIDを非表示/違反報告)
和音(プロフ) - ８７８さん» コメントありがとうございます！そう言って頂けると嬉しく、とても励みになります(^^)これからもこの作品をよろしくお願い致します(^^) (2019年4月20日 19時) (レス) id: eff15bf988 (このIDを非表示/違反報告)
８７８ - いつも更新を楽しみにしてます！vol.9の更新がんばってください！ (2019年4月20日 19時) (レス) id: e0fce50eaa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和音
| 作成日時：2019年4月20日 14時
