doll＊391 ページ1
『貴方には…きっと【愛】が足りない。
いくら美しいドールを作る事が出来ても…愛がなければ只の”物”
作り主に愛を貰えなかったのなら、その子は愛を返してはくれない。
生命を芽吹かせ、動き、生きるなんて…有り得ない。
だから…ローゼンは、貴方を認めなかった。』
《ｯ愛…？愛だと…？
…っ、そんな物…与えて何になる。》
『貴方には”そんな物”かもしれないけど、私には分かる。
…ずっと長い間…誰よりも愛を渇望してたから。
人にも…ドールにも…他の何にも、愛は必要なんだよ……ｯ…愛無くしては、生きられないんだよっ！！』
一息で言い切って…ﾊｧﾊｧと乱れた息を整えて、奴の表情を見る。
…俯いてるせいで何も分からないけど、、
Mr.ノアの心は動いたか…って近付こうとすると、突然顔を上げて…Mr.ノアの方からズンズンと私の方に近付いて来て…
『ｯ！？やめっ…ｯ！』
《黙れｯ！！》
大きな両手で私の首を掴み、力強く締め上げられた。
『っ…ぐｯ……ｯ…ぁｯ…』
相｢アカリちゃんｯ！！｣
黄｢…ｯ！｣
《知らない！私は愛など知らない！！》
ｷﾞｭｩｩｯと首を絞められて息が出来ず、酸欠状態で頭がぼーっとする。
Mr.ノアの爪が首筋の皮膚に食い込んでくるのを感じながら、
【あぁ…私はもう死ぬのかもしれない】
なんて…諦めかけた時、、
…突然、私の胸元から青い何かが放出した。
(ｺﾞｵｫｫｫｯ!)
《ｯ…！？何だっ！？…ｯうわぁっ！！》
『ｯｹﾞﾎｯｹﾞﾎ…ｺﾞﾎｯ…！…ｯ…はぁっ……ｯえ…？』
Mr.ノアが何処かへ吹っ飛ばされて、私は何故か苦しみから解放された。
急に大量の酸素を吸い込んだ事でむせ返りながらも、ふと倒れ込む”ヤツ”の方に視線を送ると…
その周りには、大量の青薔薇の花弁。
…まさかと思って、必死に落としてしまわないように力を込めてた腕の中を見たら…
弱々しくだけど手を伸ばして…青薔薇を放ったであろうリュウセイが、肩で息をしてた。
『ｹﾞﾎｯ…ｹﾎｯ……ｯリュウセイっ…！』
青｢っアカリｯ……ﾊｧｯ…無事っ？｣
『ｯ…うんっ！助けてくれてありがとう…！』
【もう限界】って表情でまた目を閉じたリュウセイを優しく抱き締めて…
遠くの方でヨロヨロと立ち上がるMr.ノアに視線を戻すと…その口が小さく言葉を発した。
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ななみ(プロフ) - アキトおおおおおおお泣うわああああああああ(´Д⊂ヽ朝から全部読んで感動しました泣決着の予想は付いていたが読み進めると悲しい気持ちになりました泣ジュンタくん！！アキトくん大好きだよ！！ (2022年11月22日 6時) (
レス) @page29 id: c060af3ed8 (このIDを非表示/違反報告)
和音(プロフ) - ８７８さん» コメントありがとうございます！そう言って頂けると嬉しく、とても励みになります(^^)これからもこの作品をよろしくお願い致します(^^) (2019年4月20日 19時) (レス) id: eff15bf988 (このIDを非表示/違反報告)
８７８ - いつも更新を楽しみにしてます！vol.9の更新がんばってください！ (2019年4月20日 19時) (レス) id: e0fce50eaa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和音
| 作成日時：2019年4月20日 14時
