◇Long vacation◇太輔くん◇part２

24.味噌汁の朝…太輔 ページ37

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太輔「良かったな！」

かほ「はい！ありがとうございます！」

A「ちょっ、ちょっと！いいの？」


オレがまだかほが好きだと思ってるAは、心配そうにオレを見つめる。


・・・ヤバ…

その上目遣い…結構、ｸﾞｯと来る…



太輔「いいんだよ。後輩の恋が実ったんだから！応援しないとな！」

A「だって…」

太輔「いいから！それより、かほ、これからどうするんだ？事務所やマスコミのことも考えると…」

かほ「はい、そのことですけど…」


今後のことを２人で話した。

Aは、府に落ちない顔をしながら、キッチンで何か作ってた。

・・・あ、味噌汁のいいにおい…


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太輔「じゃ、そういうことで。とにかく、バレないように気をつけろよ」

かほ「はい。」

話は済んだ。


太輔「A、お味噌汁ちょうだい」

A「あ、うん。お話終わったの？」

太輔「うん。お兄さんにくれぐれも、目立つような付き合い方をしないように言っておいて」

A「わかってる。」


Aが、オレとかほの分の味噌汁を用意してくれた。


かほ「わ！ご馳走になっていいんですか？」

A「どうぞ。たいしたものじゃないけど…」

かほ「いただきます！」

太輔「いただきまーす！」



かほ「美味しい！」

太輔「こいつの料理、すげー美味いんだよ」

かほ「先輩、やっぱり同棲でしょ？」

A「ちがいますっ！」

太輔「あはははは！ちがうみたいだよ」

A「もう！“みたい”って何よ！ちがうでしょ！？」


・・・オレが、お前のこと好きだなんて、思ってもいないんだろうな〜

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それから、時間差で、かほとオレは、仕事に行った。


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それにしても…


あの奥手だと思ってたかほが、知り合ってすぐの男と付き合う？


違う意味で、ショックだ…


兄として、大事な妹がって感じ。


Aのお兄さんも、ちゃんと真剣なんだよな？


遊びだったら、許さない。


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