◇Long vacation◇太輔くん◇part２

22.慌ただしい朝 ページ35

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A「どうして、そんなことに…」

かほさんは、恥ずかしそうに、でも、嬉しそうに、昨夜のことを話してくれた。


私としおりが帰った後、かほさんと太輔もそれぞれ家に帰り、

かほさんは、寝る前に、兄貴にﾒｰﾙをした。

すると、兄貴はすぐに返信を返し、かほさんは、大胆にも電話をした。

・・・この人、すごい積極的！本当に、清純派女優？



で、兄貴と会い、そのまま…ﾍﾞｯﾄﾞｲﾝ！？

・・・ウソでしょ！？

いくら自由奔放な兄貴でも、あっちの方も？


かほ「私…男の人とああいうことをするの初めてだったので…」

・・・ウソぉ！初体験告白！？

本当に清純派なんだ……すごいな〜


.



って！


ここ、感心するところじゃないし！


自分の兄貴がその清純派女優を食っちゃったわけだよ！！！


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A「ねぇ、なんで？どうして、響なの？」


かほ「え…それは…あの初めて会った夜、怖いって思いながらも、惹かれたんです。

ビビっと来たって言うか…運命感じちゃったんです！」


・・・運命…って…処女がいいそうな…


A「なんで私に言いに来たの？」

かほ「この幸せな気持ちを、誰かに聞いてもらいたかったんです！」

A「私、かほさんとはそんなに親しくないでしょ？妹だし…」

かほ「だから、信用できるって思って。それに、太輔先輩とも仲がいいし…信頼できる先輩と仲がいいなら…」


・・・ああっ！そうだ！太輔！

太輔のこと忘れてた！

もうすぐ太輔が起きてきちゃう！


A「あのかほさん、ちょっとこっちの部屋に」


かほさんを急いで私の部屋に押し込もうとしてた時、


『ｶﾞﾁｬｯ』


太輔｢ふあ〜…A、朝から、なんかうるさい！なんだよ？起きるの早くない？｣

かほ「先輩！？」


・・・うああっ！アウツーっ！間に合わなかった―――！

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