マネージャーから始まる恋。【ARS】Part4 (ページ14)

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89.躊躇い Kazu ページ14

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和「はっ？どういうこと？」

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『すいません。監督のご厚意で、…ドラマの内容が変わりまして』

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今はテレビ局の楽屋。

スタッフのマネージャーから突然話がある、と言われ何かと思えば

【出演予定のドラマの内容が変更する】とかいう話で。

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『恋愛ドラマなんですけど』

和「いや、俺はミステリーって聞いてたからOKしたんだけど？」

『申し訳ないです。…相手役はこちらの方なんですけど』

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台本には、大文字で【柚井雫】の文字。

この人なんか知ってる…確かバラエティで共演したことあったっけ？

でもあんま覚えてねぇや。

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雅「え、唯井ちゃん？この子可愛いよね～」

和「相葉さん知ってんの？」

雅「もちろん！あざと可愛い、って言われてる子でしょ～ニノちゃん羨ましいぃ」

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羨ましい？

こんな中途半端な気持ちで恋愛ドラマとか…無理だっつーの。

何が中途半端かって、そりゃあ…ねぇ。

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『監督も、二宮さんとまた作品を創りたい…とおっしゃっておりまして。すみません』

『ご検討頂けると幸いです』

終始渋い顔をする俺に、そう平謝りをするスタッフ。

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そーいえば、…そろそろマネージャーに逢いたい。

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ふと、そう思った。

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