イケメン一家の末っ子ちゃん２～ARS～ (ページ23)

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＊55＊釣りはダメページ23

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ふと、岩陰に魚がいるのが見えた。

「あ！さとにぃ！お魚がいる！」

智「まじ！？どこどこ！？」

「ほら！そこの岩のとこだよ」

智「おっ！イワナだぁ！A、あれイワナって言って、綺麗な水の所にしかいないんだよ」

さとにぃがキラキラした目で、釣りてーなーと言って釣りの仕草をした。

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雅「さとにぃ！あれ見て…笑」

A・智「あ・・・笑」

雅にぃが指さしたのは、“釣り禁止”の看板。

「残念だったね」

智「うん…笑。でもこんな所に来れただけでも良かったよ」

そう言って、ふふふと笑ったさとにぃ。

雅「ねぇA！こっちこっち！！」

雅にぃが楽しそうに私を呼んだ。

それから暫く３人でマイナスイオンをたっぷり浴びながら、子供の様にはしゃいだ。

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翔「おーい！智くーん雅紀ーAー！そろそろ戻っておいでー！」

翔にぃが部屋の窓から顔を出して私たちを呼んだ。

爽やかな笑顔でブンブン手を振ってる笑

「はぁ～い！翔にぃ～！」

私も負けじとブンブン手を振って答えた…笑

智「じゃ～戻るかぁ。A、そこ滑るから気を付けなね？」

「うん、大丈ｂ……わわっ！」

ツルッ

ピンチ！このままじゃ川にドボンだっ！！

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雅「ちょっ！A危ないなー！」

「あ…ありがと雅にぃ///」

間一髪のところ、雅にぃが手を取ってくれて助かった。

そのまま引き寄せられて、抱きしめられる形になっちゃったけど…笑

雅「よっ…と。もうA危なっかしいから、このまま入り口まで連れてく！」

「ちょっと！雅にぃ！恥ずかしいよ…///」

抱きしめられたと思ったら、何故かお姫様抱っこ…笑

私…そんなに危なっかしいかなぁ？

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雅「いいじゃん、たまにはさ！誰も見てないんだし笑」

智「ちょっとそこ！イチャつくなや！」

「さとにぃが見てるよ？でもたまには良いかも…笑」

雅「でしょ？笑。ごめん、さとにぃ！ついね～笑」

「ね～笑」

さとにぃは口を尖らせながら、ふんっと言っていじけちゃった。

そんなさとにぃの背中を見て、雅にぃとクスクス笑いながら、お姫様だっこで戻った。

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