イケメン一家の末っ子ちゃん２～ARS～ (ページ21)

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＊53＊＜翔Side＞ページ21

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＜翔Side＞

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ガラッ

「「「いらっしゃいませ」」」

入り口を開けた途端、女将さんと何人かの仲居さんに出迎えられた。

翔「予約していた嵐野と申します。」

女将「はい、お待ち申し上げておりました。社長さんからも、お話伺っております。」

にこやかに、優しい雰囲気の方だ。

翔「今日から３日間、お世話になります。」

A・智雅和潤「「お世話になります！」」

女将「まぁ…息ピッタリ！笑」

俺に続いてハモって挨拶をする５人。

いつもは、ひっちゃかめっちゃかでバラバラな俺らもやはり兄妹。

いざという時は息も合う笑

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女将「遠い所から、お疲れでしょう？お部屋に、ご案内致します。」

A「なんだか…緊張するね笑」

翔「だな笑」

６人ぞろぞろと女将さんの後をついて行った。

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女将「こちらのお部屋でございます。」

潤「うぉー！すげーな！」

A「素敵ー！」

通されたのは６人が寝るにも十分過ぎるくらい広い和室と、洋室が一間の素敵な部屋。

窓からは山々とその下を流れる川を一望出来る。

贅沢だなー！

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女将「夕食は１８時より、お部屋にてご準備させて頂きます。まだ、お時間ございますので、ごゆっくりお寛ぎくださいませ。」

翔「ありがとうございます！」

雅「ねぇねぇ！川が見えるよ！」

A「本当だ～！さとにぃ、お魚いるかもよ？」

智「おぉ！？行こうぜ♪」

荷物も置かず、窓の外に釘付けの智くんと雅紀とA。

まったく…笑

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女将「川へは、この建物の脇から下りられますよ。」

A「だって！行こ～♪」

荷物を抱えたまま行こうとするA…笑

和「A、とりあえず荷物は置いていけば？笑」

A「あ、そうだね笑。ふふふ。・・・？女将さん？どうかされました？」

キョトンとしたAの視線の先に、少し驚いた顔の女将さんがいた。

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女将「あ…いえ…。何かございましたら、お呼びくださいね」

A「あ、はい。ありがとうございます！」

Aがニッコリと御礼を言うと、女将さんは部屋を出て行った。

でも俺は、どこか寂しげな表情の女将さんが少し気になった。

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