3匹目 ページ5
外に出るとやはり気持ち悪い熱気がAを包み込むが、ラングドン家から一年も離れることができると思うと、その熱気は全く苦ではなかった。
「吾輩の腕に摑まれ」
セブルス・スネイプはそう言い、Aの前に自らの腕を出す。
Aはセブルス・スネイプの顔を一瞬だけ見て、小さな声で失礼しますと言うと、恐る恐る腕に摑まった。
と、次の瞬間、決して気持ちのいいものとは言えない感触を腹の底に感じ気付くと地面にたたきつけられていた。
Aは呻きながら顔を上げる。
そして息をのんだ。
見渡す限り、人、人、人。
Aは直感でこの人たちは全員魔法使いだと悟った。
「ついて来い」
セブルス・スネイプが大股で歩き出す。
Aはちょこちょこと急いであとを追いかけた。
数分間歩くとセブルス・スネイプはある建物の前で止まった。
白くて大きく、豪華な建物だ。
「グリンゴッツだ」
Aはセブルス・スネイプを見上げる。
名前だけわかっても、ここがどのような場所か分からないため反応のしようがない。
「ここで貴様の金を引き落とす」
Aは感嘆の声を上げるが、すぐにある疑問が頭によぎる。
「えーと・・・」
「セブルスと呼べ」
「あ、はい。セブルス。オレの金なんてあるんですか？魔法使いのお金は普通の人々が使うお金とは違うんですよね？」
セブルス・スネイプ＿＿＿＿セブルスはしばらく黙った後、慎重に口を開いた。
「貴様の＿＿＿Aの両親は魔法使いだった。だからAの金はちゃんとある。・・・A」
「はい」
「・・・あまり両親の話は人前ではしないように」
「・・・？はい」
魔法使いは自分の両親の話をするのはダメなことなのだろうか。
Aは不思議に思いながらも納得し、セブルスの後に続いてグリンゴッツの中に入った。
ラッキー呪文
アロモホーラ
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真昼 - 更新続きますか？ 頑張って下さい(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ (2022年6月13日 11時) (
レス) @page20 id: 8b68f2738d (このIDを非表示/違反報告)
てほゆの(プロフ) - 更新楽しみに待ってました！これからも応援しています！！^ ^ (2020年3月8日 23時) (レス) id: 0f495494f3 (このIDを非表示/違反報告)
オリヴィア2世(プロフ) - ありがとうございます！受験も終わったのでゆっくりにはなりますが、更新していきたいと思っています。 (2020年3月7日 16時) (レス) id: 191b88bf2b (このIDを非表示/違反報告)
紙様 - めちゃくちゃ面白いです！！！！更新頑張ってください( ´ ▽ ` )ﾉ (2019年11月24日 16時) (レス) id: 8c73967388 (このIDを非表示/違反報告)
オリヴィア2世(プロフ) - コメントありがとうございます。私もセドリックには死んでほしくないです。ですが書くときいつも主人公に振り回されてしまうので、どうなるのかはよくは分からないです(笑)。受験、がんばりましょうね (2019年8月21日 22時) (レス) id: 191b88bf2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：オリヴィア２世 | 作成日時：2018年12月23日 17時
