人間に落第した女神様 (ページ6)

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第4話ページ6

誰だと思い振り返ると、カラフルな衣装を身に纏った女性が現れた。その女性を見た瞬間、ヘッドホンをかけるひびき。どうしたんだろ。そして、ひびきの前に現れたのが…。
「キキー、あじみ！」
「うわあああああ！！」
「くるくるちゃーん！お友ダ・ヴィンチー！ポンカンとともダリになりマグリット！」
やや…！この方は！語尾アイドルの黄木あじみ！確か…ひびきとは…。仲がいいんだっけ？いや、悪いんだっけ？この私としたことが、アイドルを司る女神なのに、どうして名前しか覚えられないの～！？ま、きっとだいじょぶ！この人の妹としてやっていけば…。
「あ、お姉ちゃん！」
「「「「お姉ちゃん！？」」」」
「？？？あじみは何故何故貴方の妹…。ん…でも、待ツタンカーメン。よく聞いてみれば、『お姉ちゃん』って、いい響きダ・ヴィンチ！是非是非、貴方の『お姉ちゃん』になりタイポグラフィ！」
「なりたい…とか言ってるけど、あじみ先生の妹なの？ほんとに…。」
「う、うん！そだよ！ね！あじみお姉ちゃん！」
「そうダ・ヴィンチ！」
「そうか…。よーく、わかった。」
ひびきは、私に向かってこう言い放った。
「君は、僕の学校の生徒になってもらう。」
「しかし、ひびき様…。」
「見てろ、安藤。いいな？」
「やった！私、あじみお姉ちゃんと過ごせる！」
「やっターナー！」
この時の私には思いもしなかったんだ。あの思い出の曲を歌ったら、あんな事になるなんて事…。
「(君は天才に入るのかな…？)」

ダ・ヴィンチ
キキー、あじみ→ブレーキ音
お友ダ・ヴィンチ→お友達
ポンカン→一人称
ともダリ→友達
マグリット→～ましょう
待ツタンカーメン→～つ
タイポグラフィ→～たい
やっターナー→～た