【忍たま】関わらないのが一番なはずなのに……6

第二百六十九話 ページ26

三治郎 ｢ひっぐ、ひっぐ｣

『よしよし』

私は三治郎くんの頭を撫でる

庄左ヱ門 ｢天女様、三治郎になにをしたんですか！｣

『いや、なにもしてないよ。したって言えば……』

そう言って私は美味しそうに飴玉を舐める兵太夫くんを見る

兵太夫 ｢ん？僕？｣

『君しかいないと思うんだよねぇ』

庄左ヱ門 ｢天女様、兵太夫のせいにするんですか？｣

『いや、別にせいにするというかなんというか……』

兵太夫 ｢そうだよ、庄ちゃん。三ちゃんは僕がこの飴玉を見せなかったから泣いてるだけなんだから｣

そう言って兵太夫くんは舐めている飴玉を庄左ヱ門くんに見せる

ズコッ

すると庄左ヱ門くんは兵太夫の言葉はずっこける

そりゃそうだ

庄左ヱ門 ｢な、なんでそんなことしたの！兵太夫！｣

兵太夫 ｢いや、この人が馬鹿じゃないかどうか確認するために｣

あははと笑いながら私を見る兵太夫くん

うん、今この子
馬鹿って言った？

馬鹿って言ったよね！！

それを笑うなんてさすが作法委員

怖いわ

三治郎 ｢おね、えさん……｣

『三治郎くん、飴玉あげるから泣かないで』

そう言って片手で三治郎くんを抱っこして飴玉を彼に渡す

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