【忍たま】関わらないのが一番なはずなのに……2 (ページ8)

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第五十六話ページ8

シナ｢私は朝礼前に食べちゃったけど、Aちゃんはまだでしょ？｣

『……はい』

そりゃそうだ
だって私が着替え終わった時に先生がやってきたんだもん

食べる時間なんてなかった

シナ｢なら今から行きましょう｣

『え……』

いや、今から行ったら忍たまたちと鉢合わせしちゃうよね

『いや、今は混んでると思うんですけど』

シナ｢一応行ってみましょうよ。食堂がどこにあるかも分からないんでしょう？｣

それはそうだけど……

伊作｢ちょっと待ってください！！｣

『ん？』

すると善法寺くんが復活したそうで私たちを見てくる

伊作｢彼女は僕と一緒に医務室に行ってから、食堂に行きます！！｣

シナ｢あら善法寺くん、いたの｣

伊作｢……え｣

『ふふっ……』

シナ先生は善法寺くんに気づいていなかったらしく、彼にそう言った

すると善法寺くんはショックを受けている

そんな様子を私はつい笑ってしまう

『シナ先生。さっきまで私、彼と話してたんですよ』

シナ｢あ、そうだったの？｣

『はい』

先生が吹っ飛ばしたんだよね

伊作｢とにかく僕が連れて行きます。彼女、怪我をしているので……｣

そう言って善法寺くんは私の手……いや、指を見てくる