【忍たま】関わらないのが一番なはずなのに……2 (ページ43)

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第九十一話ページ43

そこには雲と花の絵が描かれてあった

『彦ちゃん絵がうまいね〜』

彦四郎｢乱太郎には負けるけど｣

『乱太郎？』

彦四郎｢一年は組の猪名寺乱太郎だよ。お姉ちゃんまだ会ったことないよね？｣

『うん』

彦四郎｢じゃあ今度紹介するね｣

『ありがとう』

笑顔で言ってくる彦ちゃんの頭を撫でる

？｢彦四郎ーー！！｣

？｢どこーー？｣

するとどこからか彦ちゃんを呼ぶ声が聞こえてくる

一年い組の子達かな？

『彦ちゃん、呼ばれてるよ』

彦四郎｢うん。じゃあ僕行くね｣

秀作｢頑張ってね！｣

彦四郎｢はい！｣

『あっ！彦ちゃん！』

彦四郎｢？｣

私は行こうとする彦ちゃんを呼び止める

彦四郎｢どうしたの？｣

『これあげる』

そう言って私が彦ちゃんに渡したのはいちごミルク味の飴玉だった

棒付きキャンディだと食べているのがバレているから

彦四郎｢いいの？｣

『もちろん、他の子には内緒だよ？』

そう言ってウインクをすると分かったと嬉しそうな顔を見せた

そしてみんなの所に走って行く彦ちゃんに手を振った

秀作｢どうしたの？｣

『いや、別に』

秀作｢そう？｣

『そうだよ〜。秀くん、掃除の続きしよう』

そう言って座り込んでる秀くんに竹箒を渡す