【忍たま】関わらないのが一番なはずなのに……2 (ページ42)

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第九十話ページ42

彦四郎｢僕、信じます！｣

『ん？』

信じる？
何を？

彦四郎｢Aお姉ちゃんのことをです！｣

私が不思議そうな顔に気づいたのか、食い気味に言ってくる彦ちゃん

あぁ……私か

『そりゃまたなんで？』

彦四郎｢だって今までの人なんて、この学園のことなんてこれっぽちも考えてくれませんでしたから……｣

秀作｢そうだよ！事務員のことだってこんなに言ってくれるなんてAちゃんぐらいだよ！｣

『そうかな？』

私がそう言うとそうだよと二人に言われる

彦四郎｢だから僕はお姉ちゃんの味方です！｣

秀作｢僕もだよ！｣

『二人ともありがとう』

そう言って二人の頭を撫でる

『あと、彦四郎ちゃん。敬語じゃなくていいよ』

彦四郎｢いいんですか？｣

『うん、お姉ちゃん呼びなのに敬語ってなんかおかしくない？』

私がそう言うと考え始める彦ちゃん

真面目だな〜

そう思いながら私は竹箒を持って掃除をする

彦四郎｢分かりました｣

『おっ？』

彦四郎｢敬語にならないように頑張ります｣

秀作｢頑張れ〜｣

うん、頑張ることなのかな

『そういえば彦ちゃん。授業はどうしたの？』

彦四郎｢今は外でスケッチ！｣

『スケッチ……？』

彦四郎｢うん！｣

そう言って彦ちゃんは手に持っていた絵を見せてくれる