第八十六話 ページ38
彦四郎 「えっと『ごめんね!!』……え?」
『急に抱きついたりして!あと、彦四郎なんて呼び捨て馴れ馴れしかったね!』
ごめんと彦四郎くんに頭を下げる
彦四郎 「いや、そんな謝らないでください!!」
『でも……』
彦四郎 「その別に嫌とかじゃなかった……ですから」
そう言って俯く彦四郎くんの耳は赤くなっている
か、可愛い〜〜!!!
さっきまで抱きしめてたけど、もう一度抱きしめたい!!
秀作 「ちょっとAちゃん!」
『なに?』
すると今まで静かだった秀くんに名前を呼ばれた
秀作 「僕のこと忘れてない?」
『何言ってんの、忘れるわけないじゃん』
あははと言うと秀くんはぷくーっと顔を膨らませて見てくる
私はそんな秀くんから目を逸らす
うん、実を言うと忘れてた
だって彦四郎くんが可愛いんだもん
秀作 「じゃあ僕のことも撫でてよー」
『……は?』
彦四郎 「え?」
秀くんの言葉に私と彦四郎くんはぽかーんとする
秀作 「彦四郎くんばっかりずるいよ!僕たって聞かないんだから!」
『いや、あのね……秀くん』
秀作 「抱きしめるのはちょっと恥ずかしいから、頭を撫でてくれるだけでいいから!」
そう言って笑う秀くん
126人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:明桜 | 作者ホームページ:nhatev-hdfs miri1
作成日時:2023年7月14日 20時