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第五十二話 ページ4

伊作 「なんで?」

『見せる必要がないからです』

そうだ、なんで見せなくちゃいけないんだ

伊作 「…………」

『…………』

私がそう言うと黙る善法寺くん

『そもそも君も私のところに来ないで、他の忍たまの子達みたいにさっさと行ったらどうですか?』

私は彼にそう言って、他の忍たまを見る

下級生は私のことが怖いのか、私に目もくれないで急いで行ってるし、五年生はチラ見をしながら行っている

まぁ、その中でガン見してくる男が一人いるけどそれが誰とは言わない

てか、ガン見してくるな

そして善法寺くんと同級生の六年生なんて、君を待っているのか全員見てきてるし……

『ほら、みんな待ってますよ。さっさと行ってあげてください』

伊作 「…………」

しばらく私を見てから彼は、みんながいる方に顔を向けた

その隙に私は掴まれた手を離そうと片手で力を入れるが全然離れない

伊作 「みんなー!先に食堂に行っててくれー!!」

『はぁ?』

ふざけるな、何言ってんの
この男は

言ってる間にも彼はあろうことか力を強くしてきている

なんでだよ!!

私はそう思いながら彼を睨む

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作者名:明桜 | 作者ホームページ:nhatev-hdfs miri1  
作成日時:2023年7月14日 20時

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