【忍たま】関わらないのが一番なはずなのに……2 (ページ29)

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第七十七話ページ29

秀作｢さぁ！始めよっか！｣

『はい』

彼に竹箒を渡され言われたところをはきはじめた

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秀作｢……ねぇ｣

『なんですか？』

しばらく静かにはいていると小松田くんに声をかけられた

秀作｢掃除……嫌にならないの？｣

『全然、逆に掃除してると気持ちよくない？』

そう言って私は竹箒に顎を乗せる

秀作｢まぁ、そうなんだけどね｣

『他の天女はしてくれなかったの？』

私がそう言うと小松田くんは眉をさげた

秀作｢最初はしてくれたよ。でもしばらくして、事務の仕事をめんどくさいって言ってサボり始めて、下級生に押しつけて上級生のところに遊びに行ってたよ｣

『…………』

まぢかよ

私は小松田くんの言葉に眉を寄せる

サボるだけじゃなく、下級生に仕事押しつけて自分は上級生のところに行っていただと！？

ふざけんな、自分の仕事ぐらい自分でしろよ

てか、学園にいさせてもらってるんだから働けよ

バキッ

秀作｢て、天女様……？｣

『ん？』

小松田くんはなにかを指さしている

その指さした方向には私が持っていた竹箒にヒビが入っていた

やべっ！

『ご、ごめん！！』

秀作｢いや、大丈夫です！！｣

私は急いで謝る

やってしまった、まさか竹箒にヒビを入れるなんて！