【忍たま】関わらないのが一番なはずなのに……2 (ページ27)

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第七十五話ページ27

『ご馳走様でした、美味しかったです』

おばちゃん｢それなら良かったです｣

『敬語も外してもらっていいですよ』

おばちゃん｢で、でも……｣

私の言葉におばちゃんは驚く

『私の方が年下ですから』

おばちゃん｢……分かったわ｣

私が笑うとおばちゃんも笑ってくれる

『それじゃあ』

おばちゃんにお辞儀をして走って食堂から出た

留三郎｢おいっ、待て！！｣

『誰が待つか！』

私が食堂から出たことに食満くんが気づいたけど、私は足を止めることなく進んでいく

私は授業に行かないあんたたちと違って仕事があるんだ

そんなのんびりしてる場合じゃない

そう思いながら私は事務室に向かった

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『失礼します、蝶月です』

？｢入りなさい｣

『失礼します』

私は中にいる人の声で襖を開けた

そこには騙し絵のような不思議な顔が特徴の吉野作造先生がいた

？｢事務員の小松田くんの上司をしています。私、吉野作造といいます。天女様、これからよろしくお願いします｣

『こちらこそ、事務員として働かせていただきありがとうございます。精一杯頑張りますのでよろしくお願いします』

私はそう言って吉野先生にお辞儀をする

すると彼は驚いた顔で私を見てくる

今日、何回驚かれるんだろう……