【忍たま】関わらないのが一番なはずなのに……2 (ページ23)

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第七十一話ページ23

と思ってみたりするけど、無理だよね

みんなに嫌われてる天女様に触られるなんて、怖いほか何物でもないもん

そう思いながら席が二つ空いてるところを見つけた

『あそこに座ろう』

そう思いながら目的の席に座ろうと歩き出す

？｢天女様｣

『は？』

すると誰かに声をかけられた

だから天女って呼ぶなって言ってるのに、誰だよ

仙蔵｢天女様、私たちと一緒に食べませんか？｣

笑顔で話しかけてきたのは立花仙蔵くんだった

立花くんの後ろでは他の子達が私を見ている

あぁ、この子たちだったのか

さっきからやたら視線が痛いと思ってたのは

『いえ、結構です。私は一人で食べますから』

そう言って私は通り過ぎようとしたところを、立花くんに止められた

仙蔵｢そんな悲しいこと言わずに｣

『…………』

笑顔で言う立花くんの後ろを見てみると眉を下げて困った顔をしている善法寺くんが見えた

いや、困ってるのは私なんだけど！

てか、全然悲しくないし

『勝手に悲しいとか言わないでくれる？』

仙蔵｢え？｣

『私は普通に食べたいの。あなたたちに睨まれながら食べるなんて嫌です』

仙蔵｢睨むって『失礼します』……｣

私は彼の言葉を遮って空いていた席に座った