【忍たま】関わらないのが一番なはずなのに……2 (ページ18)

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第六十六話ページ18

伊作｢と、とりあえず、食堂に行こう。僕は保健委員会委員長、六年は組の善法寺伊作だよ｣

『食堂までの案内よろしくお願いします』

よろしくねと言われたけど私はスルーして笑顔で言った

喜八郎｢それでは行きましょう｣

『ちょっ！』

そう言って綾部くんは私を手を引っ張り立ち上がらせた

喜八郎｢………これ｣

『っ！！』

そう言って私が持っている鉄扇を見る綾部くん

『な、なんでもない！』

私は彼から手を離し鉄扇を帯の中にしまう

喜八郎｢…………｣

伊作｢……行こっか｣

『はい』

善法寺くんの言葉に私は返事をし二人と一緒に食堂に向かった

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私はいま食堂に向かってる

向かってるんだけど……

『なんで手を繋いでくるの！』

喜八郎｢別にいいじゃん、減るものじゃないんだし｣

減る！減るよ！

私の何かが確実に減る！！

伊作｢僕も握っても『ダメに決まってるでしょ！』……｣

なにげに手を繋いでこようとする善法寺くんに私は言う

それを聞いた彼はしゅんとした顔をする

やめて、なんでそんな顔するの！

まるで私が悪いみたいじゃん！！

そんなことを思いながら、ずんずんと歩いていく綾部くんについて行く