【忍たま】関わらないのが一番なはずなのに……2 (ページ15)

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第六十三話ページ15

喜八郎｢なんで隠すの？｣

『……面倒なことになりそうだったから』

伊作｢面倒？｣

喜八郎｢…………｣

私の言葉に善法寺は不思議そうにしていて、綾部くんは黙ったままでいる

善法寺くんは分かっていないのかな

『はぁ。君たち忍たまは、今まで色んな天女様と関わってきている』

伊作｢そう、だね……｣

喜八郎｢うん｣

『その天女様たちに何かされた？』

伊作｢…………｣

私の言葉に善法寺くんは黙ってしまう

これは肯定ととっていいのかな？

まぁ、全部知ってるんだけどね

『まぁ言いたくないなら別にいいけどね』

伊作｢っ！！｣

喜八郎｢…………｣

伊作｢いいの……？｣

『なにが？』

善法寺くんは恐る恐る聞いてくる

伊作｢言わなくて｣

『逆に言いたいならどうぞ。聞きますよ』

私がそう言えば善法寺くんは首を横に振る

伊作｢いやいい！！聞かなくていい！！｣

『あっそ』

なら言わないでくれ

てか、さっきから思ってたんだけどさ……

『そろそろ離れてくんない？』

そう言って私はお腹に回されている彼の手をぽんぽんと叩く

そうだ、この男はいつまでくっついてるんだ