【忍たま】関わらないのが一番なはずなのに……2 (ページ13)

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第六十一話ページ13

四年生のみんなと食堂に行ったのではなかったのか

とりあえず、掴まれてる手を振りほどこうとしても善法寺くんと一緒で全く動かない

てか、ここに来たということは……

『殺しに来たか』

喜八郎｢っ！！｣

伊作｢っ！？｣

私の言葉に二人は驚いている

いや、だってそうでしょ？

朝ごはんを食べに行かず、私のところに来るなんて殺すほかないでしょ

しかし困ったな

まさかさっそく来るなんて思ってなかったから、なにも出来ない

咄嗟に鉄扇を取り出したけど意味はなく、お腹に手を回されてるし

『どうしたもんか……』

喜八郎｢これって、滝夜叉丸にやられた傷？｣

『ん？』

すると彼は私の肩に顎を乗せて聞いてきた

伊作｢そうなんだよ。掴んださいに切ったらしくてね。それなのに、この子隠そうとするんだよ｣

喜八郎｢おやまぁ｣

そう言って善法寺くんは綾部くんに言う

そしてそんな彼の言葉にいつもの口癖を言う

いや、なんで二人とも普通に会話してるの？

私を挟んでさ

『あの……』

伊作｢ん？｣

『私の後ろにいる子、離れさせてもらってもいい？』

伊作｢あぁ、そうだね！｣

忘れてたと笑顔で言う善法寺くん

おい、聞き捨てならぬ言葉が聞こえたぞ
忘れてたってなんや