【忍たま】関わらないのが一番なはずなのに……2 (ページ11)

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第五十九話ページ11

伊作｢さぁ、入って｣

『失礼します』

医務室に着くと、薬箱やテレビで見たことのある骨格標本のコーちゃんもいる

『うわぁ〜！』

伊作｢ん？｣

本物のコーちゃんだ！！

『触ってみてもいいですか？』

伊作｢うん、いいよ｣

『ありがとうございます！』

善法寺くんに許可をとり、左手でコーちゃんを触る

前世でも骨格標本なんて見たことも触ったこともなかったから珍しくてしかたがない

伊作｢君は怖くないの？｣

怖い？

『これがですか？』

そう言って私はコーちゃんの手をぶらぶらさせる

伊作｢うん。今まで来た天女様は全員、コーちゃんを怖がってたから｣

善法寺くんはコーちゃんを撫でながら言う

『そうですか』

私はコーちゃんを一通り触ったら、コーちゃんから離れた所で正座をした

『よろしくお願いします』

伊作｢うん、じゃあ手をだして｣

そう言われ私は右手をだした

正しくは右手の人差し指だけど

伊作｢けっこう深いね……｣

そう言って善法寺くんは救急箱から必要なものを取り出している

そして慣れた手つきで消毒をしてくれる

伊作｢痛い？｣

『いえ、そこまで』

伊作｢そっか｣

そう言ってガーゼを取り出す善法寺くん