いつも通りから外れて【立花 遥】 ページ4
新学期となり一年生は二年、二年生は三年生と学級が一つ繰り上がった。因みに私は最上級生である三年生。気持ちを切り替えるようにと先生達は一昨年去年と同様に告げてきた。
そうは言っても人間直ぐに変われはしないので私は今までと変わらない日常を過ごす予定だ。
いつも通りに起きて、いつも通りに家を出て、いつも通りの時間に学校に着く。退屈で平凡で幸せな日常を延々と過ごす。が、今日は無限ループから外れてみようか。そうすると意外な発見をよくするものだ。
「柊、牡丹。あの歩道橋から行ってみよう」
何時もは使わない歩道橋を指差す。
「何で？」
「何となく」
「遥はよく変な事をするよな」
「まあそう言わずに」
私の周りを魔法を使ってフワフワと漂う二体の人形。銀髪金目の柊は素直に自分が思った事を吐いて紅髪黒狐面の牡丹は頭を傾げる。
.......この二人と一緒に過ごしてから随分と時間が経った。今じゃ居ないのが可笑しいくらい。それくらいに、とても大切な存在だ。いざ歩道橋へ行かん、と意気込んだ直後急にある事が頭を過ぎった。
「.......ん？」
筆箱、仕舞ったっけ？
バッグを開いてガサゴソと漁る。何事だと二人が寄ってきた。
「.......筆箱忘れた」
「誰かに借りる？」
「教卓から拝借するわ」
「ちゃんと返せよ」
ちゃんと返しますよ.......覚えてたら←
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 8人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
な@い@ふ(プロフ) - すみません、元参加者で、ラルトリー・リミックスで参加していた者ですが、関連づけを消すのを忘れてしまったので更新します、大変申し訳ございませんでした… (2020年5月30日 2時) (
レス) id: 23fc6faa00 (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ - 続編へ移行です！ (2019年11月29日 20時) (レス) id: 3588ccbe80 (このIDを非表示/違反報告)
はるかぜリンゴ(プロフ) - リンゴさん» 分かりました。更新に戻りますね！ (2019年11月29日 19時) (レス) id: c609ea125f (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ - はるかぜリンゴさん» 続編はもう準備出来ているので大丈夫です！ (2019年11月29日 19時) (レス) id: 3588ccbe80 (このIDを非表示/違反報告)
はるかぜリンゴ(プロフ) - 続編って作った方が良いですか？ (2019年11月29日 19時) (レス) id: c609ea125f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
